あらすじ
猫まみれな日々の、出逢いと別れを描いた感動物語! 「我に忠誠を誓うのであれば、汝を拾ってやろう」半年前に愛猫を亡くし、悲しみを引きずったままの会社員・藤崎麻衣の前に突然現れた、1匹の猫。美しいオッドアイに純白のもふもふな毛並みの持ち主は、人語を操っていた……!? 威厳を見せたがるのに、語尾の『にゅ』がとまらない不思議な喋る猫・閣下に導かれ、麻衣は『ニシキタにゃんこの保育園』を運営する青年、総領一樹と共に、保護猫活動を手伝うことになって――!? 癒し満載ほっこりストーリー!
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Posted by ブクログ
鬱になった主人公が休職して、喋る猫に連れられて、保護猫施設の手伝いをするというお話です。
主人公は女性(麻衣)、保護猫施設の人は男性(一樹)というところで、ラブロマンス系なんだろうなというところは予想できていました。
喋る猫(閣下)はファンタジーなだけだろうと。
最後の最後でオカルトになるとは思いませんでした。
後日談がそっちなの?という部分でびっくりです。想定外。
ほとんど保護猫活動に関する話で、猫を保護する方法や猫のお世話、譲渡に関する話や捨て猫の話で、時折病的に猫に関わろうとする一樹が不審なぐらいですね。
最後の方で閣下がそれについて麻衣に語ってくれて、ラブロマンス含めていろいろと解決しますが。
基本的にはファンタジックなハートフルストーリーですかね。オチのオカルトについては恐怖とかそういうのではなく、最初からそうだったの?ってことに驚いた次第です。
読みづらさはほとんど無かったですね。会話が多いシーンで3人以上キャラが居るときに誰がどれ?みたいな場面は多少はありましたね(いろいろ解決した後の望月さんが帰るシーンとか)
感動系は感動系なんですが、感動よりも閣下が面白いとか、猫かわいいみたいなのばかりが入ってきちゃうし、最終章のお陰で人間はおまけかな?という感じにひっくり返りましたね。
この手の作品はなかなか入り込めなくて、読むのがきついこと多い(自分が好んで読むジャンルではないので)んですが、この作品はなかなかおもしろく読むことができました。
Posted by ブクログ
にゃんこまみれな人間の幼児向けの保育園ではなく、保育園の対象がにゃんこでした
にゃんこの仮名が発見場所の商業施設名だったりします
一番ツボったのは高木公園で保護された子の名前が「ヒロくん」