【感想・ネタバレ】東京レトロ写真帖のレビュー

秋山武雄 / 読売新聞都内版編集室

１５歳でカメラを手にしてから約７０年。浅草橋の洋食屋「一新亭」を営むかたわら、趣味で撮りためた風景写真は、東京の貴重な記録となった。下町の風物詩や、よく知られた街の昔の姿、今は見ることがなくなった懐かしい街の風景……。読売新聞都民版の人気連載「秋山武雄の懐かし写真館」から７２編を選んだ、中公新書ラクレ『東京懐かし写真館』の続編。

[ブクログ · ★★★★★]

80歳を過ぎて今も現役。洋食屋を営む傍ら趣味の写真撮影、なんと10万枚から厳選した昭和の記録。

読売新聞に連載中のコラム、懐かし写真帖。二冊目の新書。写真はもちろん江戸っ子調の語り口か良い。

[ブクログ · ★★★★☆]

都電やボンネット型のバスなどとても良い。
元々ご自分の趣味で撮られていた写真だから、本当にありのままの昭和時代が写されておりそれがとても新鮮です。

[ブクログ · ★★★☆☆]

浅草橋在住の写真家が15歳の頃から趣味で撮影していた都内の写真が読売新聞で連載されていたものを編纂したもの。1950年代から、意外と最近の2000年代の様子もある。

秋山氏自身の想い出と共にノスタルジックな風景が生き生きと写し出されている。個人情報保護が進んだ昨今では何かとモザイクがかかって興ざめしてしまうが、ここまで「歴史」になればそんな無粋なこともなく、人々の表情も一緒に雰囲気が楽しめる。

良いことばかりじゃない時代だっただろうけど、写真の数々から「良き時代」の雰囲気が伝わってくる。