あらすじ
■珠玉のストラディヴァリウス21挺が東京に集結!
世界を驚かせた「奇跡の7日間」実現までの奮戦記
ヴァイオリンをこよなく愛する日本人が、たった一人で始めた「東京ストラディヴァリウス・フェスティバル」計画。誰もが「無理だ」と諫めたが、男は諦めない。
名匠ストラディヴァリが残した傑作ヴァイオリン、幻のヴィオラ、唯一のギター、希少なチェロを追って、イタリア、イギリス、スイス、日本を東奔西走。再三の門前払いにもめげず、アポなし突撃、張り込み、パーティー潜入で道を探る。
会場探し、スポンサー開拓も難航を極めるが、それにも怯まずに全力で駆け回る綱渡りの日々。「できるまで、やる」。その信念が、やがて人々の心を動かしていく。
総額210億円、珠玉の名器21挺を日本に集結させ、世界を驚かせた「奇跡の7日間」実現までの1800日戦記。
■プロジェクトリーダー必読!
「前代未聞のストラディヴァリウス・フェスティバルを、本場ヨーロッパではなく、日本でやってのけた舞台裏。クラシック関係者のみならず、プロジェクトリーダー必読の一冊だ」フレンズ・オブ・ストラディヴァリ会長パオロ・ボディーニ推薦!
歴史と伝統に裏打ちされたヨーロッパ弦楽器界の強固な門を、はるか遠く日本からやってきた若者は、愚直に叩き続ける。頑なに拒否し続けた人々の心をいかに開き、絶大な信頼を得たのか。
■ストラディヴァリウス21挺のエピソードリストを収録!
フェスティバルに集結した奇跡の21挺は、どんな人々の手を経て今に至るのか。それぞれの300年の軌跡を、カラー写真とともに辿るエピソードリストを収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ストラディヴァリウスが希少なものだとよく分かりました。
無名な著者が日本を代表するところを借りるのも大変だったはずです。
更に国宝級のストラディヴァリウスを日本へ持って来るのもとんでもなく大変だったはずです。
行動力とできるまでやり続ける精神
ここまで熱量を持ってやればどんな事でも実績を残せそう。
ロードが日本に来ることになれたところ
協賛が決まるとこ
奏者が涙するところ
ストラディヴァリウスの凄さが伝わります。
偉業の舞台裏を読んで
2022年のフェスティバルには絶対に行ってみたい。
Posted by ブクログ
本書で初めて、東京でこの様な催しがあったことを知った。
ストラディヴァリウスと言えば、千住真理子を連想する。
彼女のリサイタルに行った時、彼女の愛器であるストラディヴァリウスの話題を話した。
大きな地震があった時、彼女の著名な二人の兄は、
彼女のことより、ストラディヴァリウスの安否を気にしたと言う。
トークの出来るヴァイオリニストなのだ。
まっさんが、服部萌音にトークの出来るヴァイオリニストになれと言ってたことを思い出した。
さて、総額210億円の名器21挺が森ビルに集結したと言う。
見れなかった人は、本書最後の方にある21挺のヒストリーを読んで我慢しよう。
高嶋ちさ子も、ルーシーという名のストラディヴァリウスの所有者だという。
N響のコンマスだった徳永二男もストラディヴァリウスオーナーとのこと。この人の名前も久しぶりに目にした。
ストラディヴァリウス出ないヴァイオリンは、
ベニヤバリウスと言うとか言わないとか。
そんなジョークを思い出した。