あらすじ
【コロナ暴落&暴騰を読み切った経済アナリストが緊急提言!】新型コロナウイルスは世界経済に甚大な影響を与えた。しかし、それは「終わりの始まり」にすぎない。資本主義経済とグローバル化がもたらした「バブル」が限界を迎え、まもなく大恐慌が訪れる。もちろん、日本も対岸の火事ではいられない。東京一極集中による行政・医療・福祉の課題は山積し、行政改革が追いつかない。多くの企業が資金繰りに奔走する。未曾有の大不況の先で待つのは、一億総年収200万円時代である。「これから何が起きるか」「国・企業・個人はどうすればよいか」コロナ暴落をいち早く読み切り全株売却した話題の経済アナリストが、35の不安・疑問に答える。
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Posted by ブクログ
コロナ始まりごろに書かれた内容のため、彼の考察があっていたかどうかという点も含め面白い。
問題点としては、タイトルにある200万での暮らし方が最後に少ししか書かれていない点と農業という人によって苦手な人もいるであろう方法であったことぐらいか。
個人的には彼のベーシックインカムの考えに大賛成だし、国債についての知識や、経済についての知見など学ぶ点が多かったので、非常にためになった本と言える。
Posted by ブクログ
この本を読んで印象に残ったことは次の通りです。
ベーシックインカムが導入されれば、趣味が多いほど、存在価値を際立たせる価値になる。遊ぶ力が強い人ほど有利になる。
Posted by ブクログ
コロナの大暴落をきっかけに日本経済が更に悪くなり年収200万円時代が到来すると言う。シラーPERが25倍を越えると株価が暴落するという。更に首都圏直下型地震で経済が壊滅的な打撃を受けるという。森永さんは、ベーシックインカムの導入で生活をより安定させる必要があるという。
他に日本のコロナウイルス対策の初動の遅れを批判したり。結果論で、当然他の人も同様に考えているけれども。
お金でお金を稼ぐという時代が終わって、もの作りで現物でお金を稼げるようになるなら、健全な気もします。
ただこの先、年収100万円時代は勘弁してもらいたいですが。もう少し夢のある話はないものかと思います。
Posted by ブクログ
筆者は、「東京が消える」と主張している。そもそも三密は大都市の象徴であり、三密だからこそ高付加価値のビジネスが成り立っていた。今後は、ビジネスはもちろん、大都市の大きな魅力となっていた文化的刺激も失なわれていく可能性がある。だから、東京を捨てて田舎暮らしをするべきだというのは理解できた。疑問に思ったのは、中国への警戒心が薄いことだ。アメリカの中国への政治介入には紙幅を割いているが、中国の、一帯一路政策におけるアフリカ諸国に対して見られる強引な投資活動には触れない。中国に対しては、過小評価してはいけないが、最低限の警戒心は必要だと再認識した。2020年7月までの政府のコロナ対策の評価、世界経済、日本の都市、地方の今後、生活防衛、生活スタイルについてヒントを得たい人にはおすすめです。
Posted by ブクログ
著者が今後の日本社会を予測し、そこで何をなすべきかを読者に教授する。著者の予測では、現代のグローバル社会から小規模分散型の社会、別の言い方をすると「ローカル化」が進むと考える。また、日本はソフトパワー、カルチャーに関してはいまだに影響力を持っているため、そちらの方を全面的に押すべきだという。さらに、消費の形態についても指摘しており、モノ消費よりも体験重視のコト消費のほうが、今後の日本において重要視されると見立てる。