あらすじ
対策をいくら積み重ねても、事故がなくならない。
マニュアルや手順が増えるほど、作業現場は疲弊する。
決められた安全訓練をしても、想定外には無力となる――
現在の安全マネジメントは、もはや行き詰まりを迎えている!
仕事をする目的は、よい製品を作ること、よいサービスを提供することであり、事故を起こさないこと、仕事で失敗をしないことではない。
いまこそ、「事故を減らす」から「成功を増やす」へ、発想のパラダイムシフトが必要なのではないか。
産業界や医療界をはじめ、いま熱い視線が注がれている「レジリエンスエンジニアリング」とはなにか。労働災害、交通事故、航空機の墜落、鉄道の脱線や衝突、医療事故など、ヒューマンエラーの最前線を研究し続けてきた著者が、行き詰まりを迎えつつある安全マネジメントの現状に警鐘を鳴らし、豊富な実例とともに「よい仕事を続ける」ための新時代のマネジメントを提唱する。
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Posted by ブクログ
何かしら問題が発生すると、チェックリスト化して時に応じてそのリストに照らして評価運用することは一般的かと思う。
ただ、そのチェックリストが膨大なものになってしまうと、実効性が失われることは多くの方が面したことのある悩みではないだろうか。
誰もが、現場に入る要員の倫理観と柔軟性がアクシデントを防ぐための重要な要素になっていることを実感として持っているだろうと思う。
そうしたことの学問領域が本書が主張するレジリエンスエンジニアリングである。
本書は実例を交えながら、レジリエンスエンジニアリングの有効性が示され、後半はその実運用に向けた情報が紹介される。
導入書として分かりやすく、良い内容だったと思う。