あらすじ
ほんとうの自分に出会う。「悟り」という名の幸福をつかむ。
釈尊が説いた「八正道」――
その精髄を明らかにし、悟りの本道である反省法を現代的視点で説き明かした一書。
1989年に発刊され、多くの人びとの人生を好転させてきた悟りの方法論が、待望の新装復刻。
八正道が、あなたの過去を変え、今を変え、未来を拓く
「正見」 自分と他人、環境を正しく見るための判断基準
「正思」 素直さ、自助努力、謙虚さ――大切な3つの姿勢
「正語」 自分の言葉を整える。他人の言葉の受け止め方
「正業」 職業や仕事におけるユートピア価値を高める
「正命」 時間の生かし方とライフスタイル、未来への投資
「正精進」 悟りを維持していくことの難しさと厳しさ
「正念」 念いは実現する――未来を拓くための積極的反省
「正定」 天上界の光を受け、神仏と一体となる方法
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Posted by ブクログ
かなり苦戦しながら読んだ本でした。
念によって人を縛らないこと、ここに対してハッとさせられる部分がありました。自分の思うように人は動かない。主の方向を見て、努力し続ければ自分が変わり、環境が変わり、人も変わる。
いつ、どんな時も誰かのお役に立てる人間でありたい。そうなるために人生において、八正道はかかせないと感じます。何度も読み返して理解を深めたいです。
Posted by ブクログ
仕事人にもとっつきやすい観点で、八つの方向からの反省が説明されている。宗教書としてだけでなく、ビジネス書として読んでも得るものはあるはず。
ただ、やはり根っこの部分には信仰がある。深めていけばいくほど精神の高み、限りなく透明な心を目指したくなる。
何度も繰り返し読み、実践すべき本。
現代人の必読書
難易度は上がるが、あらゆる自己啓発本の源流をいく考えだと思う。
価値観や情報が錯綜する現代において、心のあり方として何が正解なのか?宗教とビジネスは両立しないのではないか?という疑問があったが、
本書は現代における正しき心のあり方を万人に適応できる内容で、具体的方法や事例を含め解説している。この本に出会えて良かった。
最初に読んでから1年以上経ち、日々実践する中で、自分が変わり、それに伴い身の回りの環境も変わった。私はビジネスマンたが、常に心を平常に保ち、仕事外でも努力できる時間が伸び、仕事の平均打率、成果も上がり、はっきり言って給料も凄く上がった。
Posted by ブクログ
待望の復刻版。釈迦仏教の中軸と言われる「八正道」が、実に現代的で初心者にもわかりやすく書かれている。正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定。言葉として理解はしていたつもりだが、あたらめて1つ1つの奥深さに心が洗われる思いだ。特に、前半の「正見」「正思」にかなりの頁が費やされており、まずはそこから自分の心を見つめ直さなくてはいけないことに気づかされる。
後半の「正業」をworkとlaborで例えたり、「正命」をライフスタイルと置き換えて解説してあるところなどは、筆者が、より魅力的な形で仏法心理を世に問うているように思われる。自分も仏に愛されているんだ。明るい光に包まれたような清々しい気分になれる。光明思想、明るい心を持てば道は開ける。そんな前向きな気持ちがわいてくる。何度でも読み返したい必読書。