【感想・ネタバレ】もっと試験に出る哲学 「入試問題」で東洋思想に入門するのレビュー

あらすじ

センター試験「倫理」の厳選26問を導入に、インド・中国・日本をまたぐ東洋思想の流れをわかりやすく説く。本書が扱うのは、孔子から老荘、孟子、朱子学まで。最澄に空海、法然に道元まで。本居宣長から石田梅岩、吉田松陰まで。そして福沢諭吉に漱石、西田幾多郎までを網羅! 重要な思想家を扱った問題にチャレンジし、明快な解説とイラストを楽しむうちに、思想のポイントが東洋でどう受け継がれていったかというダイナミックな流れが理解でき、基本知識が確実に身につく。学生のみならずビジネスパーソンの学び直しに最適。西洋思想史を扱った『試験に出る哲学』(2018年刊行)とあわせて読みたい一冊。

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Posted by ブクログ

受験問題を手がかりに、仏教などのアジア思想を解説した本です。この本では、最初に受験問題が提示され、その後それに関連する思想の内容について平易に解説されています。
試験と題名に付いていますが、受験問題の要素はあくまで手がかりに過ぎず基本的にアジア思想の入門書と捉えたほうが良いと思います。
また、本書の後半では日本に焦点を当て日本において仏教や神道、儒教などがどのように発展していったかが解説されています。

【こんな人におすすめ】
儒学や仏教哲学などのアジア思想の入門書を読みたい
日本思想史の入門書を読みたい

【目次】
輪廻からの解脱を求めて――古代インドの思想
 ウパニシャッド哲学
 ブッダの思想
 大乗仏教の展開
 龍樹と唯識派の思想

中国思想の核心は「天」にあり――儒教から朱子学へ
 孔子の思想
 老子と荘子の思想
 孟子の性善説と荀子の性悪説
 朱子学の「性即理」と陽明学の「心即理」

日本思想史編
 古代・中世の仏教思想
 古代日本の神信仰
 最澄と空海の思想
 法然から親鸞へ
 道元の思想

神仏から神儒への大転換――江戸日本の思想
 伊藤仁斎の古義学と荻生徂徠の古文辞学
 本居宣長の国学
 石田梅岩と安藤昌益の思想
 会沢正志斎と吉田松陰

西洋との格闘が始まった――日本近代の思想
 福沢諭吉の啓蒙思想
 夏目漱石の思想
 西田幾多郎の無の哲学
 和辻哲郎の倫理学

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2024年06月28日

Posted by ブクログ

理解が浅い所為かも知らないが、中国思想や日本に入ってきた大乗仏教はモノの捉え方、考え方に過ぎず哲学に至っていないように思えてしまう
考え方になので倫理面では意味があると思うが真理からは遠く感じる
よって余り興味を惹かれない

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2021年04月11日

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