あらすじ
【内容紹介】
「老後2000万円問題」「働き方改革」「残業規制」…等々。
政府も会社も「自助努力でなんとか生きよ」と突き放す中、コロナ・ショックによる「リストラ」が、さらに追い討ちをかけています。
一方で、自己責任の名のもとに「副業解禁」の世の中になりました。
今、副業を検討しているあなたは、正しい選択をしています。
問題は、何をどう進めていくか?
本書では、サラリーマンであるあなたが、会社を辞めずに個人事業を立ち上げるための2つの大きな道筋をハッキリと示しています。
私は現在、独立して9年目で、ビジネス書は本書で21冊目。
フランチャイズビジネスは6店舗、その他のビジネスも含めて収入のポケットは多岐にわたりますが、すべてはサラリーマン時代に始めた「副業」を伸ばし続けているに過ぎません。あなたには、無駄な消耗をせず、最短距離を駆け抜けていただきたい。
これからは、サラリーマンこそチャンスです。
そこのあなた、まだ、ギグワーク、アルバイトをやってるんですか?
いまこそ、「サラフク宣言」しましょう!
【著者紹介】
[著]俣野 成敏(Narutoshi Matano)
ビジネス書著者/投資家/ビジネスオーナー
30歳の時にリストラに遭遇。同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の中で現役最年少の役員に抜擢、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。独立後は、フランチャイズ2業態6店舗のビジネスオーナーや投資家としても活動。投資にはマネーリテラシーの向上が不可欠と感じ、その啓蒙活動にも尽力している。自著『プロフェッショナルサラリーマン』が12万部シリーズ、共著『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』が13万部のシリーズに。近著では『トップ1%の人だけが知っている』(日本経済新聞出版社)のシリーズが12万部となる。自著と共著を交えた異なる3分野でベストセラーシリーズを放ち、著作累計は47万部に。ビジネス誌の掲載実績多数。『MONEY VOICE』『リクナビNEXTジャーナル』等のオンラインメディアにも多数寄稿。『まぐまぐ大賞(MONEY VOICE賞)』を4年連続で受賞している。
2020年より、サラリーマン以外の本業をつくるための副業オンラインアカデミー『The Second Phase(TSP)』を創設。数多くのサラリーマンが集っている。
【目次抜粋】
はじめに
第1章 間違いだらけのサラリーマンの“副業”
第2章 副業のスタイルの考える
第3章 副業が売れる仕組みをつくる
第4章 副業を維持・発展させる
第5章 独立も視野に入れる
おわりに 読者無料特典
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Posted by ブクログ
サラリーマンを副業にしよう
・サラリーマンの副業の鍵は、投入時間と時間単価
・副業の到達点とは単なる副収入と言うだけにとどまらずいずれは本業になる長期的な収入を得るための柱
第1章 間違いだらけのサラリーマンの副業
・クワドラントのEとSでは時間が収入の制約条件になる
・E + S → I ( +B)この順番で取り組む
・これからの時代は2つ以上を組み合わせて動くハイブリットクワドラントを前提に考える
・まずはE + Sのクワドラントで軍資金を増やすことを始める
・副業はS=自分の事業を持ちそれで他社と商売をしていること を選ぶ
理由
1.他人との差別化が図りやすいから
2.損益通算が可能だから
3.自分で引退時期を決められるから
・今いる会社と競合しないためには、場所を変える、客層を変える、商品を変える、といった方法がある
「サラリーマンの副業にする2つのステップ」
1.副業の時給がサラリーマンの時給を超える状態
2.副業の収入がサラリーマンの収入を超える状態
・何をどう始めるかが最も大事なポイント
・副業が成功するかどうかの第一の鍵は事業の選択
第2章
・ジョブマトリックス(4S)
=specialist, sales, supervisor, supporter
ビジネスに不可欠な職域を4つに分類したもの
・セールスが一押し副業領域
・サラリーマンとしてはスペシャリストを追求し、副業として専門性を活かしてセールス/サポーターをする
・「X(自分のできること)+Y(時代性)」がマッチしたところに成功がある
=自分の能力を見つけて磨くことと、時代の変化を研究すること
・大事なのは他人が何を欲しがっているかと言う事。それが時代性。そこに自分ができることを組み合わせる。好きなものではなくできること。
・「X2 + Y」の法則(自分のできること×他人のできること+時代性)
=自分の個性にビジネスパートナーとの個性を掛け合わせた上で、時流に乗る方法を考える
・ジョブマトリックスはチームビルディングにも有効
第3章 副業が売れる仕組みを作る
・自分の欲と恐怖を書き出す
・セールスの基本とは人間関係(その根底にあるのは共感)
・ペルソナを作る
(過去の自分orペルソナに近い人を見つける)
・既に解決策を知っている自分がそうでない人に解決策を提示する→これがビジネスになる
・ 1人の問題を徹底的に解決できれば、芋づる式に他の見込み客の問題にもアプローチできる
・時代によって変えていくのはペルソナではなく、商品/サービス
・ABC理論
A地点=未来の顧客が現在いる場所、顧客が意識的無意識的に解決したいと思っている課題や恐怖(過去の自分)
B地点=課題を解決した状態(理想の自分)
C=顧客をB地点まで導くための媒介となる商品/サービス
大事なのは自分がA地点とB地点の両方を俯瞰できていること
・実のところ人がものを買う目的とは、より良い未来を手に入れるためなのです
・はじめのうちは自分が信じたものを得る。何度かトライ&エラーを繰り返すうちに目利き力も備わってくる。
・マーケットイン思考で考えること
=マーケットが求めているもので自分が提供できるものとは何か?
・ ①時流に注意を払いながら②これだと思う商材を見つけたら③まず自分で対応できる範囲を考えて④難しい部分で誰の力を借りるか考える
・売れる仕組みづくりの3つのステップ
1.見込み客リストを作る
2.試食を準備し提供する
3.オファー、アクションを起こす
・売れる仕組み三原則
1.拒む理由がない奉仕をする
2.リアクションを切る
3.仕分け(フォロー)をする
・大事なのは、良い商品に出会うための行動と商品を深く知ろうとする努力を心がけることです
・選ばれるようになってから選べ(まずは貢献に徹することで選ばれる自分になる)
第4章 副業を維持・発展させる(マーケティング)
・自分のメディアを持つこと
・最初にペルソナを決め、ABC理論でコンセプトを作成し、それに沿ったコンテンツを作ることで、見込み客に届きやすくなる。
・主張の一貫性(統一感)
・納得感(説得力)
・ペルソナ、コンセプト、語る資格、の3点セットがしっかりと揃っていれば視聴者が少しずつ集まってくる。
・これからは、誰に、何を伝えたいのか、と言う観点から、自分の未来の顧客に対して、見せたいもの、意識してもらいたいもの、気づいてもらいたいこと、目指す将来像等を打ち出していくようにする
・ポイントは、自分の読者に何を伝えたいのか?を自分の中で明確にしておくこと
「マーケティングの3ステップ」
1.メディアを作る
2.メディアを育てる
3.マネタイズする
「自分メディアを作る3原則」
1.初心者はお金よりも時間を投資する
2.ステップ3までは安易なオファーも商品ページもしない
3.マネタイズは後から考える
・初期の頃は量稽古にうってつけの時期。100投稿達成がスタートライン。
・メディアを立ち上げてから反応が出るまでに、大体6ヶ月前後はかかる。
・まずはフォロワーとの信頼関係を構築することに集中。そのためにも質と量が大事。
・までマーケティングで大事なのは、発信すること(コンセプトを決め、ペルソナに向かってひたすら語りかけることで、内容は磨かれていく)
・他人とは違う付加価値をつけるにはどうしたら良いのか?を日々考える
・結局のところ自分の中で最も競争力のあるものとは、自分が毎日行っていることだ
・人がメディアを見る目的の3つとは、憧れ、お悩み解決、娯楽、このいずれかだ
→自分のメディアはこの中のどれに該当するのか?と思案しコンテンツ制作時認識する
第5章 独立も視野に入れる
・サービス内容をランク分けしていくつか用意する
・最初にコアとなるスタンダード商品を作る→次にこのスタンダードを軸に、アップセル、ダウンセルを考える。
・限られた時間をどこに投入するか?が売り上げを大きく左右する
・誰と比べられているのか?と言う視点と、そことの違いを明確に打ち出すことが必要
・松竹梅のメニュー表を作る
・自分が動く事はコストであり、コストをかけるからにはそれ以上のリターンを狙っていくことを常に意識することが大切
・自分のアクションは売り上げを上げる三要素(客数、客単価、購入頻度)のいずれかをアップさせるものになっているか?について説明できなくてはなりません
・ 半年以内に1ヶ月だけでもいいので本業の月収を超える
・ビジネスの寿命を長くするためにも、館の就任を横に倒すと言う発想を持つようにする(継続サービスに移行や、継続利用してもらえるような仕組みを作ること)
・個人事業主の間はやることを絞り、自分の得意分野に特化することで顧客の要望に応じます。それでも仕事が手に余るようであれば、その時こそビジネスオーナーへの移行を検討すべきタイミング
・マーケティングとは自分が貢献できる相手を見つける作業のことであり、セールスとは実際に目の前の相手に貢献することに他なりません。
おわりに
・副業とは自分の家に目を向けて本当の自分を見つけて行為のこと。かつ会社の外へと目を向けて自分の本当の顧客を見つける行為でもある。
・個人事業主の歩行パターンとは自分の専門分野に特化すること。