【感想・ネタバレ】真鍋博の植物園と昆虫記のレビュー

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Posted by ブクログ

社会を植物と動物に見立てた、ユーモアと風刺に富んだ作品集。
アガサ・クリスティーや星新一の文庫のカバー絵で著名な、
イラストレーター真鍋博の、40年前に出版された
「真鍋博の植物園」と「真鍋博の昆虫記」を合わせ、再編集し、
文庫化した作品集です。空想の植物と動物の博物誌的な内容です。
モノトーンの絵で植物園は+緑系というシンプルなもの。
スタイリッシュでキレのある絵は緻密。
添えられている文章は、さすがに古いモノもあるけど、
社会全般への作者の鋭い視点が窺えます。
幹線網蔓構想、ビジネスバチ、部屋ムシなど、今の社会にも
生息しているモノがいるのは、なんとも面白く驚かされます。

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2020年03月04日

Posted by ブクログ

(Ⅰ)ぼくらにとってはなつかしの真鍋博さん。星新一さんやE・E・スミス『レンズマン・シリーズ』なんかで、いわば「SF感」と切っても切り離せないイラストの数々(もちろんSFだけではないのですけど)。そんな著者の架空の植物&昆虫図鑑。(Ⅱ)明晰で、乾いてて、あっけらかんとしてて、ダジャレに満ちてて、どっか皮肉っぽくもある。(Ⅲ)ニヤニヤしながらページをめくっていきましょう。

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2024年02月28日

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