あらすじ
ちょっと不思議な日本人旅行者、ススム×パラスノーボーダー・義足のオランダ人、トビアス 一人旅をしていたススムが、オランダでふらりと立ち寄ったスポーツバー。店内の大画面モニターには雪山を颯爽と滑る、義足のパラスノーボード選手が映っていた。その姿に「カッコイイ…」と口走るススムに、隣の男が「これ、俺!」と話しかけてきた。勢いのまま、トビアスと名乗るその男に夜の街へ連れだされ……!?(書店特典ペーパー付き)
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Posted by ブクログ
外国が舞台だからかもしれないし、この作者さんの作品は初めて読む?のですが、二人とも我が我がが強くて、ちょっと日本人の感覚ではなくてだいぶ外国ナイズされていた…かな。
元ピアニスト×義足スノーボーダー。
それでも最初は受け(受け攻めポジも好み的に逆なんだな…)の方が自由奔放という感じだったのですが意外と身持ちが堅かった。逆に日本人の攻めはこちらも萎えるようなひどい言葉で受けを傷つける(しかも義足に至る事故のことで!)あまり心情を表されていないので、エイリアンに遭遇したかのような…かわいく言えば不思議ちゃんでした。
日野さんの作品が好きで購入しました。
義足についてというか、そういう方の心情を強く描かれている場面が多く、純粋にBLを楽しみたい時には向かない作品という印象です。問題提起されているような、読んで楽しい、後味スッキリという作品ではないです。
攻め受けも私の想像とは逆で、日野さんの作品でなければ最後までは読まなかったかもしれません。読む人を選ぶ作品でした。
でもやはり日野さんの絵、好きです。