【感想・ネタバレ】女性を美しく見せる「錯覚」の魔法のレビュー

あらすじ

すべての女性の骨格はかならず3つに分類される。それはストレートなダイアナ妃型、セミ・ストレートのヘップバーン型、カーブのモンロー型の3つである。自分の骨格を知ることが、すべての第一歩。その骨格によって、イメージの魔法をかけることが可能となる。ファッション&イメージとは、いかに自分の体型をカバーしごまかすか、それに尽きるのである。本書はその“目をあざむく魔法”の指南書だ。

骨格の測り方に加えて、7種類の顔の輪郭にも触れる。顔のカタチによって、ヘアスタイルもメガネフレームも変わるのである。つづいて、骨格に合うアイテムーー服、柄、アクセサリー、バッグ、ソデ、襟ぐり、ヘアスタイル等々について詳述していく。イメージの魔術が縦横無尽にかけられてゆく。

著者は、「肉体の欠点などない」と言い切る。自分で欠点と思い込んでいるものは、かならず美点に転化できるのである。
それが17年間にわたって1万人をコンサルティングしてきた著者の確信である。
さらに「5つの服の好み」から、「自分の服の好み」を知ることで、もう一段上の段階に進み、「パーソナル・ブランド」を確立することを著者は提案する。骨格と自分の好みを合わせれば、もう服選びに迷うことはありません。
欠点よ、さようなら。これは、女性のための新しいファッション・バイブルの誕生である。

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Posted by ブクログ

近年、ファッション誌でも、アパレルショップでも、見かける骨格診断。
ストレートタイプ、セミストレートタイプ、ウェーブタイプ、と三つに分けるあれだ。

趣旨は、自分のタイプを知って、それを活かした服を選ぼうというもの。
自分の嫌いなところを短所と思い込まず、うまく生かして気分良く装うことを説く。
言葉遣いが美しく、セレブ相手のお仕事の人ってこんなふうなんだなあ、と感心する。

で、骨格診断の話だ。
だいたい、イメージコンサルタントは、この骨格診断と、カラー診断をする。
カラー診断は、肌色や髪色などを四つの類型に分類するあれだ。

本書はカラー診断はあまり出てこない。
筆者はロンドンを拠点に活躍するイメージコンサルタント。
顧客も日本人ばかりではない。
カラー診断に重きを置かないのは、そういう背景があるのかな、と推測する。

一方、骨格診断についての判断のしかたは、今まで見聞きしてきたものと比べ、わかりやすかった。
どの本を見ても同じと思ってきたけれど、わかりやすく伝えられているかどうかは、実は筆者の力量に依存するのだと気づく。

それにしても、イメージコンサル業界って…。
何人かの本読んできたが、依拠する理論はどうやら一つのようだ。
自分の身に応用することより、いつから今の状況が生まれたのか、何が作用したのかといったことが気になってくる。

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2021年06月06日

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