【感想・ネタバレ】雲をつかむ死〔新訳版〕のレビュー

あらすじ

英仏間を飛ぶ飛行機内で、変死した老婦人が発見された。死因は蜂毒によるものか、それとも……名探偵ポアロが大空の密室に挑む!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やはりクリスティ作品は面白い。本作、小学生の時に子供向けシリーズで読んだ時はそこまで好きじゃなかったんだけど、フルで読むと最高!
クリスティの叙述トリックミステリーではないのに叙述トリック的な本格ミステリーは読み応えがある。
ジェーンは幸せになって欲しいですね!

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎月1冊のお楽しみ、ポアロ10冊目。先日妻が犯人を当てたらしい。今回、エアバスの中で起きた殺人。金貸しの女性ゼジルのが首筋に針で刺された跡を残す。客室に11人。書中で多々怪しい持ち物リスト公開される。妻はここで分かったらしい。自分はリストを深く考えず犯人予想。やっぱり外れた!動機は?死因は?犯人はいつゼジルに近づいた?犯人殺害で得する人は?登場しない人物と殺人の関係は?完全にクリスティのミスリードに嵌ってしまった。最後にはポアロの迫力のある謎解き、犯人の抵抗、事件後乗客の結婚ラッシュ、併せて楽しめた。

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2021年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心理描写がヒントになる作品
今回は犯行のトリックは最後まで分からなかったものの、犯人は当たりました!
読んでて成る程、確かにそうだったと思いました。
クリスティーの作品は、やっぱり何回も読み直して、ゆっくり吟味しないとダメというか勿体ないですね!

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2021年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1935年刊行なので、分類としてはクリスティ中期の作品にあたるのかな。ミステリ書くで!という気合が伝わってくる。密室、見取図、怪しげな凶器、怪しげな容疑者たち、被害者の遺産、美男美女の恋愛、暗号的メモ……など面白ミステリの要素がてんこ盛り。その割にトリックは地味というか、そんなんでうまくいくか? と大いに疑問が残る筋書きなので、ちょっと肩透かし感。解説者が書いているように、『そして誰もいなくなった』への布石として、そして“テキストを読むというゲーム性”に注目すると面白いのではないかと思う。

それから、蜂。蜂を出す意味はあったんだろうか。検死して毒の種類まで突き止められているから、蜂による死因と思わせられる可能性は最初から低い。その他の人が蜂に刺される可能性だってある。もちろん搭乗前から小箱に閉じ込めておいているだろうから、酸欠で死ななかったんか? 羽音は周りに聞かれなかったんか? 吹き矢と毒針を残しておくんだったら、色々リスクを冒してまで蜂を使う意味はなかったんじゃ? 蜂はメイドのマドレーヌ(実はアンヌ・モリソー)を舞台に上げるための理由づけに過ぎないとも思ってしまう。というかアンヌ・モリソーは実母であり標的ミセス・ジゼルのそばを通っておいて何もアクションを起こさなかったのか? それも物語のハイライトになりそうなくらいドラマチックな出来事では? とか色々考えが膨らみ、話がとっ散らかっている感が否めない。
原著『Death in the Clouds』のカバーを見ると、ででんと蜂がモチーフに登場するものばかり。見栄えがするから蜂を出したのか、編集者から蜂を出せとでもリクエストされたのか、などとも勘ぐってしまう。

ただ、「騙された!」とどんでん返しを楽しむポイントは要所要所にあり(阿津川氏の解説でその驚きが深まる)、ミステリを読んだ満足感は十分にある。

そして地味なトリックと言ってしまったけれど、この「スタッフに化ける」という他のミステリで散々使われている定石、1935年当時は非常に斬新だったのでは? もしかしてクリスティが最初に考えた? と思ったら、やはりすごい作品なのだと思う。

ちなみにこのトリック、現代の飛行機内では絶対成立しない。航空券の取り方も全然違うし。そんな訳で、約90年前の当時に思いを馳せられる作品でもある。
フランス人・アメリカ人・アイルランド人・イギリス人(どの地方出身かも)の違いが謎を解くのに関わってきたりと、やはりクリスティ作品は時代性を理解していないと楽しみきれないところがある(それが面白い)。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

飛行機内という密閉空間で起こる殺人事件。
冒頭から飛行機苦手なポアロさんが可愛い( ´艸`)探偵はそこに居るのに、見ざる・聞かざる・言わざる状態ゆえに事件は眼前でしっかり起きる。

ただ殺害方法の謎については蜂?それとも…?のくだりが個人的に好みではなかったかな。エキゾチックな方法に寄せられると、心理的瞬間の有無を抜きに本当に犯人はそんな方法を採用するか?ってツッコミ入れちゃう…

しかし!安定のクリスティーなので、犯人は意外なところから暴かれて、読者の心理の穴を突いてしっかり騙してくれる。
毎度、ありがとうございます(^^)の気持ち。

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【再読】
ロンドンへと向かう飛行機の中で、フランス人の金貸しの女性が殺害された。その女性マダム・ジゼルは、何者かに毒矢によって殺されたと見られる。そして機内からは吹き矢の筒も発見された。同じ便に乗り合わせたポアロは、フランス警察のフルニエとともに捜査を始める。まず二人は、被害者の身辺を探ることに。マダム・ジゼルは金を貸した相手の弱みを握り、返済を渋った場合はそれをネタに相手を恐喝していたことが発覚する。また彼女の手帳から、乗り合わせた乗客のうちの何人かがジゼルの顧客であることが判明した。
捜査を進めていたポアロは二人の乗客ジェーンとノーマンと再会し、三人で事件を追うことに。すると、死んだジゼルには娘がおり、莫大な遺産を相続することになっていたことがわかった。ポアロはその娘が乗客であるホーバリー夫人のメイドだと突き止めたが、その矢先に娘は自殺してしまう。
ポアロは、ノーマンを犯人と名指しした。ジゼルが娘に莫大な遺産を残していることを知ったノーマンは娘に接近し、結婚した。飛行機の中でトイレに行くふりをして乗員に変装し、直接毒針を被害者に刺して殺したのだった。そして遺産を相続して用済みになった娘をも殺害した。

飛行機の中で毒の塗られた吹き矢が使われるという荒唐無稽な犯罪。だがそれこそが重要な鍵で、「そんなことは不可能だ」というところから考えれば、違う手を使ったということが見えてくる。吹矢筒が発見されることによってミスリードするのが上手い。
この作品ではポアロが主体的に捜査をするものの、素人探偵を使いながらという点が前作『三幕の殺人』とよく似ている。事件がその関係者にどのような影響を及ぼすか踏み込んで書かれている点も面白い。
●見どころ
・若い二人の探偵の推理と恋路を見守るポアロ
・『オリエント急行の殺人』を仄めかすポアロ
●名言
 「イギリス人がよく言う表現を使うなら、まったくむかつくようなゴミ人間なんですから」
 「すこしは憎んでもけっこうですよ。しかし、あなたは真実を直視せずに愚者の楽園に暮らすような人じゃないでしょう」

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2026年07月01日

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