【感想・ネタバレ】はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

とて読みやすい。著者は農学部の教授である。文章の表現から筆者がきっと学生にとって優しい先生なのではないかと感じさせられる(激しい思い込みかもしれないですね、すいません)。難解な漢語も言い回しもせず、ゼミで話をしているかのような文体なので、自分のゼミを懐かしく思い出してしまった。個性というものが自然と現れる人になろう!と思わせてくれるそんな本だ。個性とは?、ふつうとは?、区別とは?、多様性とは?といったなんとなく分かった気になっている言葉だけど、これらをあらためて深く考えさせてくれる。ぜひ就職活動をしている学生さんにお勧めしたい。大学のゼミの後輩の方々にもオススメである。

この本を読むきっかけは、息子が塾で私立中学入試の国語で出題されたおすすめの本として紹介されていたものだったのだけど、大人が読んでも十分考えさせられるし、楽しめる。しかし最近の小学生はとても良質な論説文を読んでいるのだなぁと感心させられる。本を読むのは大事だけど、それだけの頭でっかちにならずにチャレンジする行動力や非認知能力もぜひ鍛えて、個性を大切にする素敵な大人に成長してほしいと思う。

0
2023年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生物の進化をテーマに、多様性の大切さなどを説いていて、勉強になりました。
なぜ雑草は雑草なのか、どうして人間の脳は比較したがるのか、など、すべては合理的に考えられるのだな、と。
この時代、いろいろと参考になります。

0
2022年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雑草は強い、、、のではなく弱いのだ。
弱いからこそ生き延びられた。
ホモ・サピエンスもそう。ネアンデルタール人は協力できなかったから生き延びられなかったが、ホモ・サピエンスは弱いところがあり、一人では生きていけなかったので協力して助け合うことで補い合って生活していた。そのおかげで、危機に対応でき、生き延びられたということが書かれていた。
弱くて逃げて、「生きられる場所を探して」生きてきたのが、今残っている生物種なのである、というのには、目を見開く思いだった。

0
2023年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

みんな違って当たり前。それをよく理解できた。
オンリー1の世界でナンバー1になる。ある環境下で生存競争に勝てなければ、他の環境を求め、その環境下でも生きていけるように適応する。結局、負けた者が開拓地を求め、それがホモ・サピエンスになったと。なるほど。生物って凄いなと、あっぱれです。

0
2022年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ナンバー1になれるニッチを探すには、コツが二つあります。
一つ目は、小さくしぼりこむこと
二つ目は、フィールドは自分でつくること

「好きなこと」、「得意なこと」、そして「人から求められること」、そんなニッ値のヒントを探し当ててみましょう。そして、「小さなチャレンジ」を繰り返すのです。

人間は勝ち負けが好き
しかし、「勝ち」っていったい何なのでしょうか。
あなたが楽しく満たされていれば、それでいいのではないですか。

負けたっていい
偉人たちは、どうやってこの境地にたどりついたのえしょうか。
おそらく彼らはいっぱい戦ったのです。そして、いっぱい負けたのです。

敗者が進化する
勝者は戦い方を変えません。負けたほうは、戦い方を考えます。負け続けるということは、変わり続けることでもあります。

「高さで評価される」ということは、皆さんにとっては成績や偏差値という言葉が当てはまるかもしれません。「高さ」という尺度は大切な尺度です。「高さ」で測ることはダメなことではありません。成績は悪いより良いほうが決まっていますし、成績が良い人はほめられるべきです。しかし、それだけのことです。それはたった一本のものさしではあったたった一つの尺度に過ぎません。大切なことは、高さで測れることは、成長を図るたった一つの尺度でしかないと知ることです。

0
2022年08月02日

「学術・語学」ランキング