【感想・ネタバレ】鶏小説集のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりの坂木司さんの短編集。

お安い鶏肉料理と人生模様。
なかなかに皮肉が効いていて面白かった。
コンビニの料理もそれなりにおいしいのだけど、私はあまり食べないしな~。(上品ぶってるとかじゃなくて、食べたいけど、家族が嫌いなので食べられない

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2020年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作の記憶が朧気だが、前作よりもさっぱりした印象。
「和菓子のアン」など、他の作品から読み始めた方には、前作よりも読みやすく良いかと思う。
ひとつひとつの作品の繋がり方と、登場人物の心の繊細な動きが坂木先生の良さを感じさせる。
個人的に最後の「とべ エンド」は前作を彷彿とさせる少し後味の悪いというか...リアルな気持ち悪さが残るかな..と思っていたが、坂木先生らしい少し現実離れしつつもどこかにこんな世界もあるのかなと思わせてくれる素晴らしい物語でした。
私が今子供と親の狭間の年齢のため、レンとハルの親との関係、そしてレンの父親、どちらにも感情移入。
もう少し幼い時に読んでいたら「地鶏のひよこ」には共感出来なかったのかも。
個人的に、レンの父親は素晴らしい訳では無いけど、考え方には共感。最後のケイの父親の介護話も、同じく悪印象。私だって子供と気が合うか、愛せるかわからないもの....けど産むのも親の勝手。育てるのが義務。
サンタの謎だけ残っており、前作にでてきたのか曖昧なのでもう一度読み返そうと思う。

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*塾友のレンと俺は、似てるけど似てない―夜のコンビニで出会った少年たちの葛藤を描く(「トリとチキン」)。我が子を好きになれず悩む父親が、たった1人だけに打ち明けた本音とその答えとは…(「地鶏のひよこ」)。他人の意見に振り回され、疲弊する漫画家が思い出す、彼のデビュー作を生み出した強烈な友人(「とべエンド」)。トリドリな味わいの全5編*

どこかにはありそうなお話だけど、ちょっぴりやるせなく、切ない側面を見せてくれるような連作短編集。

親子だけど、なんだか合わない…ってことも世の中にはあるだろうな、もちろん。
けれど、よそ様の子を「夢の息子」って思わず言ってしまう状況、なんて切ないんだろう。親にとっても、子にとっても。
最後はゆるーくふわっと希望が垣間見えるような終わりだけど、なんとなく寂しさが拭えない読後感でした。

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2022年06月06日

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