【感想・ネタバレ】美を求める心のレビュー

あらすじ

沖縄戦での許嫁の死、生家の破産、離婚……。病弱な女ひとりの境涯を支えるため、細々とラジオに寄稿し始めて50年、一貫して無名の庶民の心性に寄り添い、魂の深部から響いてくる真実の言葉を刻み続ける。自然の風景に、仏像の佇まいに、平凡な暮らしの道具に、そして何より人の心の中に美を求める、珠玉の88篇が、厳しくもしなやかな半生の美への巡礼の足跡を指し示す。

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Posted by ブクログ

岡部伊都子さん(1923.3.6~2008.4.29 享年85)の「美を求める心」(2003.8)、88篇のエッセイが収録されています。物事の真髄を見極める目、そんなまなざしを感じるエッセイ、新年最初の読書にふさわしい作品でした。美のあるところ、女ひとり、暮らしのなかで、おりおりの・・・の4つの章で区分けされています。

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2018年01月01日

Posted by ブクログ

ところどころ、というか沢山「人間」という言葉が出てきて、矢張りめんどくさい。小文のいくつかに、小さきもの、弱きものへの独特のゆかしい感性が見えて胸ときめくが、矢張り「人間」はどうしようもない。

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2012年09月07日

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