感情タグBEST3
コミックの1巻目を読んで、続きがすぐに読みたくなってラノベを購入しました。ある意味ダークで、歪みが多く、そして、ある意味深い感じの作品ですね。この物語の第一の歪みは、両親の娘たちへの対応の差にあるかと。どちらも実の娘なのに、両親が長女はひたすら厳格に、対して次女は甘やかし放題にしたというところだと思...続きを読むいます。王子と長女の仲は、見事に次女にぶっ壊されますので。王子の愛情がどうなっているのか最初は全く分からなかったのですが、実は「おいおい」というやつでこれが第二の歪みでしょうか。ここでお話が終われば、バッドエンドなのですが、女主人公は別の世界に居場所があってそこでずっと幸せに暮らすのでしょう。女主人公にはハッピーエンド、王子にはバッドエンド、女主人公の恋人はハッピーエンドで終わりますね。とてもおもしろかったです。
心の内面を繊細に描き出されています。一人一人の葛藤・・・それが上手く噛み合わずなんともせつない気持ちになります。
あのときこうしていればよかったのにと思うことが物語を作りあげています。あまりにも拗らせた人が多く皆が幸せになって欲しいと願ってしまいます。個人的には王太子殿下を救ってあげたいです。
うーん。わかりきった悪役がいるわけでもないのに、みんなが不幸になっていく。公爵夫妻、特に母親の毒親っぷりが全ての原因かと思いますが、ここまでくるまでになんとか出来なかったのかと思います。次の巻ではレイラに幸せになってほしいですね。頑張れ!
コミカライズを読んで、原作を読みたくなりました。複雑に絡み合うそれぞれの関係に没頭してしまいました。面白いです。下巻も早く読みたいとウズウズしてます。繊細で美しい絵も素敵です。
ひとりひとりの悲劇が、ありえなさそうで、でも実は誰にでも起こりえそうなことばかりなことだなぁと。救いようもない部分もあって完全なハッピーエンドではないけれど、刺さることの多いお話でした。
面白いです。星4.5と言うところです。上巻読み終わったらすぐ下巻買ってしまいました。切ないですね。特に王子とのやりとりが。幸せになる方法もあったのではないかと。ぜひ下巻も読んでみてください。
イラストが大好きな鈴ノ助先生だったので試し読みして、続きが気になって購入しました。
面白かったです。色々な登場人物の目線でそれぞれの思惑が丁寧に書かれているからわかりやすいです。
Posted by ブクログ 2020年05月12日
不慮の事故で2年間の眠りについていた公爵令嬢のレイラ・アシュベリー。目覚めると、自分の婚約者であったはずの王太子がレイラの妹であるローゼと婚約を結び直しており、ローゼはすでに妊っていた。
婚約者への淡い気持ちと幼少期からの頑張りが音を立てて崩れていった時、レイラは公爵家から抜け出した。
とにかく鬱...続きを読む々としたレイラの周囲、そんな中でも自分にできることを、と踏ん張ってきたレイラ。
目指した修道院を目前に雨の中、蹲るレイラに差し出された手。
「……こんな姿になっても、私は気高く見えますか」
その手を取った時、レイラの人生は大きく変化する。
菫色、アネモネが彼女の象徴なんだけど、アネモネってそんなに地味じゃないと思うけどなあ…。
薔薇との対比ということなんだろうけども。
そして、病んでる人ばかりが登場するので、もしかしてソレが常識?幸せ?という気持ちになる。