【感想・ネタバレ】好きで泣きたい。‐その声に触れさせて‐6（分冊版）のレビュー

現 / MEGUM

――もっと話がしてみたい。

幼い頃のトラウマから失声症患う鳥羽暁。
他人と関わらず屋上でサボるのが定番な彼の前に現れたのは、キラキラと笑顔眩しい世話焼き委員長・御波萌志。
最初は煩わしく思うも裏表のない彼に心は絆され、初めての感情が込み上げる。

『声が出せるようになりたい。』
「うん。そうだね。俺も鳥羽の声が聞きたいな。」

リハビリとして、隠れるように二人きりで過ごす放課後。
萌志を独り占めできるその時間は特別なものに変わっていた。
話したい。傍にいたい。触れたい。
こんな気持ちは、『友情』じゃない――

恋の自覚、人を好きになる苦しさ、愛おしく想う気持ちを丁寧に描く、大型犬×ノラ猫の青春ボーイズラブ！

[fexek · ★★★★★]

テンポが良い

あまり急がず、ゆっくりと話が進んでいくので、現実離れしすぎず良いと思います。あまり長いと全巻買うのが大変なので、その点はよろしくお願いします。