あらすじ
先の見えない不安な時代だからこそ、目に見えない世界の真実が、あなたを護る。
この世的にも優れた生き方をしながら、霊的能力を最高度に発揮する生き方。
釈尊の持っている六大神通力のなかで、最大のものと言われた「漏尽通力」(ろじんつうりき)――。
一代で世界的教団を築いた著者が、その真髄を解き明かす。
【待望の復刻――秘蔵の新章を追加収録】
◇霊的人生観とは何か
◇心の神秘と反省的瞑想
◇霊能力の諸相
◇知力と霊能力を併せ持つ
◇心の平静と祈り
◇悟りと漏尽通力
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2022/08/24
隆法先生の初期の作品(十大原理、初期講演ベストなど続々リバイバルされている)は、論理的で情報量が多く、「難しい」のだが、私はこちらの方が好きだ。
漏尽通力は、姉妹書「観自在力」と対をなす一冊。霊能力の極致とか書かれているが、漏尽通力は内に向かう力、観自在力は外に向かう力だということ。
高度すぎて全部は理解出来ていないし、おそらく「3次元の言語、感覚」では全部理解出来ないようになっているのだろう(文字通り、次元が違うのだから)。
他の書物同様、八正道の大切さ等が導入部で説かれており、「単に霊能力だけ」ということではなく、それに裏打ちされた悟りがなければならない点を強調される(力だけ=裏側へと通じるので)。
扱われる能力は、霊視、霊聴、予知など、最近の「霊言」でもおなじみの能力。ただ、霊能力というと「浮き世離れした」印象を持つかもしれないが、隆法先生は、仕事をしつつ、知を高め、(私なりの表現をすると)「この世にありながらあの世の高級霊と同じ心境」に達することが重要であると説かれる。
特別な霊能力というより、結局本書に盛られている内容というのは「仏法真理の修行」そのものなのだろう。そのような能力を求めることには興味は無く、心をただ高めるような生き方をしたい、そのための参考に本書を手に取りたい。
(追伸)霊夢だけは非常に多く見る。本書にそのことが詳しく書かれていて、とても参考になりました。
霊的能力の諸相を解き明かした本
世の中における霊的能力の立ち位置、役割、人生に活かすための実践的な考え方が凝縮された書籍。
社会の中で誰から見ても立派とされる生き方をすることがまず大切で、その上で霊的能力が+αなるような人間性を磨くことが何よりも大切、というのが個人的に響いた。
人生における様々な執着の殻を無くしていった時に、光を放つのが霊的能力であり、それを維持して支える漏尽通力が道を外れない為に必要。そうでなければ低級霊、動物霊の声を聞き分けることがどこかでできなくなってしまうというのが、とても腑に落ちた。
裏技はなく、地道な努力と継続が重要ということか。
Posted by ブクログ
霊感あるわけではないけどって思いながら読んだけど、学びがたくさんあった!
霊能力があったとしても、毎日の生活の中でいかに淡々と努力していかないといけないのかがわかったし、これは霊能力の有無に関わらず大切なことだなと思った。
魂を成長させるために毎日を神様から与えてもらってて、その中でどれだけ自分の魂を磨けているか、どれだけ学びを得られているかは、
魂修行の場であることをいかに意識して生活できてるかによるなーってなった。ぼーっとしてたらだめだ!人生無駄になるな!って。