【感想・ネタバレ】スパイの妻のレビュー

あらすじ

選ぶべきは愛か、大儀か――。
第二次大戦時、混沌する運命に翻弄される男女の愛憎を描く、
究極の歴史サスペンス!

1940年、太平洋戦争前夜の神戸。満州事変以降、国内外で不穏な空気が漂う最中、福原聡子は仕事で満州へ赴いた貿易商の夫・優作の帰国を待ちわびていた。しかし、帰国後の優作は人が変わったようで、憲兵隊からも目をつけられ始める。満州で何があったのか、夫は何を隠しているのか。優作と家庭の幸福を守るため、夫の秘密を探る聡子が目にした驚愕の真実とは――?


演出・黒沢清、作・濱口竜介、野原位、黒沢清による、蒼井優、高橋一生出演のNHK BS8Kドラマ「スパイの妻」(2020年6月放送予定)、渾身の小説版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

スパイかどうかは置いておいて、正義とは何かを考えさせられました。
優作の意思を尊重する聡子の姿に心打たれて最後は涙が止まりませんでした。
きっと美しい聡子の姿を映したフィルムは優作が持っていったのでしょう。

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2024年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

聡子と優作の愛が胸を打った。日をしばらく空けて読んだが最後の方は一気読みできた。優作がその後どうなったのか気になった。

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間の無垢で生き生きとした感情は戦争によって奪い去られてしまったが、それでもフィルムに納められた映像には幸せな一瞬が収められていた。そこに映し出されたスパイの妻と言われた母の幸せそうな素顔。スパイの父と母の娘として持ちつづけた感情は、切なさとともに涙へと変わる。無表情な母はかつて一途で健気な女性だった。

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画「スパイの妻」の小節版。ちなみに、映画は観てないです。

夫の優作さんを大好きな聡子さんが、戦争と旦那とに振り回されて「スパイの妻」になってしまうまでのお話。
聡子さん側からどうしても読んでしまうので、優作さんの人でなし具合がね、もう腹が立ってね。泰治さんがいてくれて本当に良かったです。それでも、騙されて置いて行かれたと分かった時点で、心は死んじゃうよね。

ストーリーとして面白かったけど、後味の悪さはやはりぬぐえず。映像だとまた違った感じになるのかな?ま、でも、観ないだろうな。

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2021年07月14日

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