あらすじ
藤原薫の初期名作『思考少年』が、カバー描きおろし新装版で復活!(全2巻)
廻り出す、僕と君の運命。――連鎖する記憶、交差する物語。
壊れそうなほどに美しい、哀しくも愛しい、究極の藤原薫ワールドをお楽しみください。
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Posted by ブクログ
藤原薫の描くキャラの多くは、爆笑することがなければ激怒することも号泣することもないし、名前すらない。
大体主人公毎の性格の設定も特にない。
誰が経験してもいいと言うストーリーの作り方なんだろうけど。
その無機質な感じがいい。
だから『先に手を放したのは私の方だったのに』なんていうモノローグが余計感傷的に思える。
「楽園」第四話「ローズマリーの森」の、赤ずきんちゃんが驚いた顔に驚いたのも同じ理由。
(この人がビックリ顔描いたのがまずビックリだった)
「フィーリング」は切なかったなー。男女の幼なじみって実際こんな風に思ったりするんでしょうか。
単行本単位で言うと、「思考少年」が一番切なくて好き。
「楽園」より「昔の話」が好き。
「きみとぼく」亡き後あちこちで作品発表されてるけど、寡作って訳でもないのに新刊出るのが遅いような…
インタビューとかも丁度よく一冊に収まってるのが欲しいなー。
あと、この絵はもはや絵画。