【感想・ネタバレ】感染症 増補版 広がり方と防ぎ方のレビュー

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Posted by ブクログ

感染症やその予防について基本的なことが学べる。
一般人の入門書として良いと思う。

インフルエンザや性感染症、エイズなど、現在社会が対策を講じるべき感染症について記載もある。
新型コロナについて補章が加えられているが、まだ深くはない。

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2021年04月12日

Posted by ブクログ

まさに流行り本に手を出す典型的な浮動層を地で行っておりますが、久々に面白かった。
内容が時事ネタであることも手伝ってはいるものの、この手の内容を素人が楽に読めるというのは、著者の著述力が成せる業。こういう本が地道に広がっていけば、そのうち騒擾する方々も自然と淘汰されるというもの。
とりあえず手洗い・マスク、基本中の基本ということで。

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2020年06月28日

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感染の予防と制圧。人が何に意識すべきか?感染の仕組みを知り、皆が協力して行動すれば感染のリスクは下がる。

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2020年05月30日

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◯大分コロナウイルスも落ち着いてきたと思われるが、今一度、感染症についての本を読んでみたいと思い手にする。
◯感染症対策において、我々のような普通の人たちが普段の行動を心がけることが一番重要であると再認識した。日本人の潔癖とも言える性格が、コロナウイルスの感染拡大防止に寄与していると思うと、ものは見方、考え方で変わるのだと感じる。
◯旧版の最終章が性感染症について書かれており、意外な気もしたが、著者は母子手帳についても著作がある点、母子保健の分野との関連性で捉えると納得である。
◯昨今、オンラインでのピルの処方が議論されているが、エイズの視点を持ち込んだ場合、また方向性が変わっていたかもしれない。そもそもその視点での議論がされていたのか疑問である。やはりものは見方、考え方で変わる。
◯また、旧版の途中で、マスクを全国民に配布することが提言されている。今の状況を著者が見たときどう思うのか興味深い。この本を読むと、改めて、マスクに高い信頼性を寄せることになるが、今般の状況を踏まえると、政策的には配布のタイミングが遅すぎたのかもしれないと思う。

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2020年05月25日

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系統立ててわかりやすいように配慮された構成で良かった。ウィルスが宿主を殺さないように弱毒化していく事や動物から人に感染する場合宿主の動物をウィルスが守っているように捉える事が出来る事などその生存戦略は大変興味深かった。また増補部のCOVID-19情報も参考になった。‬

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2020年05月06日

Posted by ブクログ

今となっては当たり前になりつつある感染症対策の基本的な情報を踏まえ、人類が直面している(直面してきた)ウイルスについて体系的に説明されている本。
感染症に関して分かりやすく解説された良書でした。

エンベロープを持っていて高温多湿には弱いと説明されているコロナウイルスが、夏でも感染力を持続出来ている所が疑問に思いました。

新興感染症が発生した際は拡大しないように対応する事が最優先ではあるが、既に広まった場合の対応策(どの程度の対策を行うのかなど)を過去の教訓から考えておく必要があると感じました。

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2022年08月29日

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感染症の基本的なことがよくわかる。文体も読みやすく、よい本だと思います。新型ウィルスに関する補章も今となっては、報道等で皆理解していることではあるが、きちんと書かれていて、基本的な対処法は感染症全般に対して、不変であることを知ることができ、今一度気持ちを引き締める意味でも、基本的な指南書としての役割があるのではないかと感じた。

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2021年02月15日

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完全に感染症を防ぐことは不可能に近い。

しかし、過去の感染症から学びとれることは多々ある。また、どのようにすれば拡大せずに済むか考えるための材料にこの本はなる。
感染症の実態を知り、自分に何ができるか。
さらに大きくいえば、このような社会の状況の中で自分がどう生きるか考えていきたい。

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2021年01月10日

Posted by ブクログ

SARSウイルスは、咽頭で少量増殖してから、血液を介して肺や腸管へ行き、大量増殖すると考えられる。香港では、アパートを訪問したSARS患者が浴室内のトイレを使い、ウイルスが含まれていた便が排水管を落下した時に、飛沫が管内に発生した。換気扇を回していた浴室の床の排水口から飛沫が吸い出され、階段部分から上の階や他の棟へも拡散したと考えられる。この団地で、二次感染を含めて300人以上が感染した。

病原体は、長期的には人間との共生に移行すると考えられている。短期的には、病気がうつりやすい条件があれば強毒化し、うつりにくい条件では弱毒化する(イーワルド)。

リンパ球にはBとTの2種類がある。Bリンパ球は抗体をつくり、Tリンパ球は、Bリンパ球を助けて抗体をつくらせる。ヘルパーTリンパ球には、2種類ある。ウイルスや細菌に対しては、Th1が応答し、Bリンパ球がIgG抗体をつくるのを助ける。花粉、ダニにはTh2が応答し、Bリンパ球がIgE抗体をつくるのを助ける。

日本人のA型肝炎ウイルスの抗体保有状況によると、1950年代以降に生まれた人は抗体を持っていない。水道水の塩素消毒が普及して、ウイルスがいなくなったことを意味している。

ウイルス外側のタンパク質には、16種類のヘマグルチニン(H)と、9種類のノイラミンさん分解酵素(N)がある。通常のインフルエンザでは、ウイルスのタンパク質を開裂させるトリプシン様酵素が存在する気道や腸管のみが感染する。ヘマグルチニンの開裂部位に変化が起きると、細胞内の酵素によっても開裂が起こるようになり、全身で感染する。この高病原性ウイルスH5N1によって、1996年から2019年までに東アジアで450人が死亡している。いまのところ、強い咳を起こさないが、気道粘膜で局所感染を起こし、咳によって伝播する変異を起こすと、新型インフルエンザとなる。

スペイン風邪は、ウイルスが肺胞で増殖してガス交換ができなくなり、窒息死をまねいた。咳による飛沫によって感染は広がった。

タミフルは、ウイルスが細胞外に出る時に細胞膜上のノイラミンを分解する酵素の活性を阻害する。ノイラミン分解酵素は、すべての亜型のインフルエンザウイルスが持っている。

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2020年08月06日

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現在の新型コロナウィルスの流行に伴い読んでみたが、子供を持つ親としては性感染症の章により興味をひかれた。子供達への確かな性教育にもっと力を入れて欲しいと改めて思った。

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2020年07月19日

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今更ながらですが、感染症についての基本的なことがよく整理されて分かりました&おさらいとなりました。文章も読みやすい良書。

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2020年05月03日

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感染症について概観。本編は少し前のものだが、新型コロナウイルスでも、対策は大きく異ならないことがわかる。予防が大事といことも。

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2020年11月23日

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