感情タグBEST3
私が出産をしたのはもう10年前になりますが、当時感じていた不満、そこから考えていたこと、社会通念や先入観、性差。
それらから来る意思疎通の難しさなどについても本当に、本当によく的確に言語化されています。
たくさんの出来事エピソードから、削って削ってここまで濃縮されたのではないかと思うと頭...続きを読むが下がります。
後書きで原作者の方が、この本の制作に携わったことで「私の産後が終わった」と表現されていたのがとても印象に残りました。
全ての必要な方にこの本が届くことを祈りつつ、現在のお母さんにもお父さんにもこの本は必要ない社会になっていることがゴールなのかも、と思いました。
我が家は私が大黒柱となり、夫が主夫をする事でお互いの主体性を獲得することに成功しました。
色々なやり方、色々なスタイルで、先入観に囚われず、子供がいても生きやすい世の中になればと願ってやみません。
それでも、この本を読んで何度も涙する場面があるのは、私の産後も未だ終わっていないということだと思います。
長くなりましたが、買って損のない、むしろ紙ベースでも欲しい本でした。
ありがとうございました。
時代とともに価値観も社会も変わりますが、人間の価値観や固定観念って簡単に変わるものではないから難しいですよね。育児は大変な事ですが、社会がそれを大変にする事なく、社会が育児をサポート出来る世の中であって欲しいです。