【感想・ネタバレ】基本がわかる実践できる物流(ロジスティクス)の基本教科書のレビュー

あらすじ

図解&事例。企業経営に貢献する物流の知識&手法。人手不足・SDGs時代への物流対応。ロジスティクス戦略の立案と推進。物流管理とKPI。物流改革・改善・コストダウンの進め方。強い物流の実現と先端技術の導入。

もともとロジスティクスは「縁の下の力持ち「」3K職場」の筆頭として、脚光を浴びにくい立場にありましたが、近年、ECの進展とトラックドライバー不足などに代表されるように、物流の停滞・コストアップ・顧客ニーズと物流サービスとのトレードオフなとか社会問題として大きく取りあけられています。また、物流現場では人手不足か顕著で、その改善策として、IoT、AI、ロボティクス、5Gなどに莫大な投資がなされています。

本書は、ロジスティクスを学問として理解するのではなく、基本を押さえたうえで、明日からの業務に活用できるような、実務に則した記述を心がけました。また、人手不足解消に向けて各社か投資している IoT、AI、ロボティクス5Gなどの最先端技術とその活用法を紹介します。

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Posted by ブクログ

今まで読んできた物流やロジスティクスに関わる本は、そもそもそれが何なのかというスタイルのものが多かったが、この本は経営の視点から物流を考えるヒントや材料をくれる。
ロジスティクスは経営そのものだという考え方で、企業の機能別戦略の中では最も重要だとする。
3PLと単なる物流業務委託との違い、管理や改善にあたっての考え方や実務、これからの課題と解決策などについて紹介していて勉強になった。
効率化が物流会社にとってうまみがなく場合によっては利益を減らしてしまうことが多いが、仕組み次第ではそれは変えられる。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

物流企業を経てコンサルタント事業に従事している筆者による物流の教科書。流通業に携わる身として改めて読んでみた。現場のこと(棚に商品を格納する)のレベルから、経営、さらには業界全体の課題などをかなり分かりやすく網羅している。

物流業務全体(やその一部)を外部委託する動きは増えており、委託側・受託側双方の視点がある。投資を伴ったり業務全般に影響が出ることもあり、経営の視点が欠かせないことがわかる。また、システムとの連動も密接だ。

物流に限らずだが、仕事の内容がますますスピードアップし、尚且つ細分化されていく昨今、他部門や社内外との全体的な連携を見渡せる存在の必要性が今後さらに増していくだろう、と考えながら参考にした本だった。

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2021年04月11日

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