【感想・ネタバレ】ポートフォリオワーカー ~「副業より複業」で幸せなお金持ちになる方法~のレビュー

あらすじ

「やりたいことだけ複数して稼ぐ」生き方。

「副業」の可否がようやく論じられ始めた日本は世界から30年遅れている、とも言われる。欧米先進国では、複数の収入源を持つ「複業」が当たり前とされ、先行き不安が大きい時代の働き方として認知されている。
そうした複数の職業・収入源を持つ人のことをポートフォリオワーカーと呼ぶ。
言い方を変えれば、「生活のために働く」のではなく、「自分らしく、やりたい仕事だけを複数持つ働き方をしている人」のことでもある。

ポートフォリオワーカーの究極の目的は、「経済的自由」と「心の自由」を手に入れること。
一つの仕事が破綻したらすべてを失ってしまう可能性がある不安な状態から、万が一、一つの職種が消えても経済的な心配がない状態へ、そして、働き方を自分で選択し、好きなことだけして稼いでいく生活への転換である。

日本人で、単身アメリカに渡りポートフォリオワーカーとして成功している著者が、

・ポートフォリオワーカーとは何か
・どうしたらポートフォリオワーカーになれるのか
・まず副業を始める第一歩として何をすればいいか
・どうやって複数の仕事を回していくか
・お金が勝手に働いてくれる=「不労収入」を得るにはどうするか
・日本のポートフォリオワーカーたちの日常

を豊富なデータと共に具体的に紹介する。

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Posted by ブクログ

巷によくある副業の本よりもよほどためになった。勢いのある国と日本の違いは成熟ゆえにハングリーでなくなったこと。観察、方向づけ、決定、行動で素早く物事をうごかすこと。自分の追跡家録を見直すことで肯定感を高めること。本の中で紹介されている『食のパラドックス』も読んでみたいと思った。
印象に残ったフレーズ→心配している暇があったら解決のために行動し、解決できないなら心配する必要はない。

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2020年09月30日

Posted by ブクログ

人生100年時代を生き残るためのポートフォリオ戦略を解説する一冊。

人の寿命が企業の寿命よりもかなり伸びてしまった現代において、ひとつの企業に勤めて一生を終えられる人がどれほどいるだろうか。
著者は収入を分散させることで、もしものときに備えようという。
たとえば、同じ50万円の収入なら50万×1個より10万×5個の方がより安全であると言うわけだ。

確かに、ひとつに依存するより複数に依存した方がリスクは少ない。
だけど、そこまで器用にエネルギーを分散できる人が果たしてどのくらいいるだろうとも思う。

ひとつにコミットすることを良しとしてきた日本社会において、いろんな事に手を出すのを躊躇したり後ろめたいような気持ちを持つ人もいる。

今の働き方に幸福感を見出せない人、自分の人生に安定を求める人は本書をよく読み込めばいい。

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2021年01月24日

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