【感想・ネタバレ】日本語力で切り開く未来(インターナショナル新書)のレビュー

あらすじ

本当に必要な日本語の姿がここにある! 「一億総表現者時代」と言われる現代。SNSには大量の日本語があふれ、そこには<センス>を感じさせる言葉も多い。このセンスある言葉たちの底には紫式部、夏目漱石、樋口一葉ら一流の日本語力が眠っている……そう、あくまでも眠っているのだ。身についているはずの日本語力を目覚めさせ、あなたの未来を切り開く極意がここにある。「読む」「書く」「聞く」「話す」、あらゆる角度からあらゆる時代をめぐって、齋藤孝が日本語の魅力を語りながら、一億総表現者時代に送るエール。「日本語力判定ドリル」も収録。

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Posted by ブクログ

2022年度以降、高校の国語は実社会に特化
した「論理交互」と、言語文化に特化した
「文学国語」に分割され、いずれかを履修
すれば単位は取れるらしいです。

そうなれば実社会で即役立つように思われる
「論理国語」を選択する生徒が増えることが
目に見えています。

著者はこれに対して非常に憤慨し、警鐘を鳴
らしています。

日本人にとって文化とも言える文学を学ぶ
機会が、大きく失われてしまうのです。

ただでさえスマホで読書離れが著しいのに、
これでは日本語の危機であると訴えます。

なぜ危機なのか。

今、我々が普通に会話をしている日本語は、
どのようにして形作られたのか。

日本語はどれだけ優れた言語であり、これを
駆使できる日本人はどれほど優秀であるのか。

そして日本語の素晴らしさと奥深さを教えて
くれる一冊です。

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2021年05月10日

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