あらすじ
切なさもムカツキも全部、恋の一部――恋をして、嬉しくて、幸せで、何を見ても美しく素敵に見えた日。恋が終わりに向かってるって、気づいてしまう瞬間。ささいなものに、小さなエピソードに、本当の恋が宿っている。SMAPの「しようよ」「shake」などの作詞家・森浩美が描くショートストーリー集。こんな気持ちになったら、たぶんそれは恋……。
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Posted by ブクログ
SMAPの「青いイナズマ」や
ブラックビスケッツの「タイミング」などの
作詞を手掛けた森浩美さんのショートショート恋愛小説。
20代、30代の女性の日常心理を四季で切り取っています。
スイカを丸ごと買う女性。
夜中のコンビニまで自転車を漕ぐ女性。
田舎の母親に転職したことを話せない女性。
面倒なことを省いた恋愛を望む女性。
1年9ヶ月で離婚を選んだ女性。
どの感情にも共感しない女性読者なんて
ひとりもいないんじゃないかなあ。
一編がものすごく短いので
強く感情を揺さぶられるほどのドラマ性には欠けますが
たまにはこんな一冊も小粋でいいですねえ。
個人的には半身浴や列車の旅など
ちょっとゆとりのある時間に読むのがピッタリな気がします。