【感想・ネタバレ】改訂 桜は本当に美しいのかのレビュー

あらすじ

桜を美しいと感じるのは自然の情緒なのか、そのように刷り込まれただけではないのか。記紀や万葉集から最近の桜ソングまで、誰も触れえなかった問い=タブーに歌人が果敢に挑む。

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Posted by ブクログ

「はっきりしないピンクの大きな綿菓子のようなかたまりの、いったいどこがいいんだろう。春の花なら、椿や牡丹や薔薇のほうがずっときれいなのに、と私は思っていた。」(p.12)に我が意を得たりと嬉しくなって読み始めたら、思っていたより真面目な桜を巡る思想または想念を辿る歴史エッセイだった。
歌人は過去の歌やその作者のことを、歴史も含めてよく研究するものなんだな。

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2023年01月03日

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