あらすじ
「18歳の頃の自分に戻れるとしたら、戻りたいですか?」――あなたが中高年世代の方だとしたら、この問いにどう答えますか? 著者の元にカウンセリングに来られる50代、60代のほとんどの方は、この質問に「戻りたくない」と答えるそうです。体力や記憶力が若い頃と比べて低下しているにも関わらず、なぜなのでしょうか。それは、今ある知識や経験が、人生の様々な局面で学び得たものであり、歳を重ねたからこその、物事の深い理解や味わいを知っているからだと著者は言います。本書は、アドラー心理学とギリシア哲学を学んできた著者が、「今、ここ」を精一杯生き、老いを愉しむための最上の幸福論を説いたものです。「生産性で人の価値は決まらない」「人生はマラソンではなくダンスである」「大切な人の心の中で生き続ける」「人間は何歳からでも変われる」……、これから老いを迎える人も、老いの真っただ中にいる人も、きっと珠玉の言葉に出合えることでしょう。
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Posted by ブクログ
幸せのハードルを下げてくれた作品。自分が生きているだけで他者貢献をしており、自分が幸福でいることが家族や周りの人に対しての他者貢献にもなる。
だからまずは人を幸せにする前に、自分が幸福でいること。
そして、成功と幸福は違う。生産性ではなく自分の好きなことに目を向ける。
私は生きているだけで価値があり、他者貢献しているという感覚は嬉しいものだった。
そして、今後親を介護することがあれば、辛いと思うが一緒にいれることに感謝し、残された時間を大切に過ごしたいと思う。