あらすじ
◆自動車業界に代わって、宇宙産業こそが、日本の新しい産業になる
日本の製造業はかつての勢いが見えません。どちらかというと下り坂。特に自動車業界は、EV化、少子化で明らかに縮小することが見えています。
その代わりになるものの一つとして著者が推すのが、宇宙産業。実は、日本は、海外に比べて数々のアドバンテージがあるのです。これからの日本の新しい産業を見据えた「宇宙開発」について著者が語ります。
◆ホリエモン版「下町ロケット」!
著者が創業者となるインターステラテクノロジズの前身は、SF作家やイラストレーターたちが立ち上げた民間の宇宙開発組織「なつのロケット団」。そこから試行錯誤し、様々な業界から多くの技術者がメンバーに入り、今や民間が開発した液体ロケットで世界で4番目に宇宙に到達するまでになりました。知識・経験ゼロからはじめたプロジェクトのストーリーは、夢を形にしようとする人の背中を押すのではないでしょうか。インターステラテクノロジズ社・代表取締役社長 稲川貴大氏との対談も収録。
◆応援プロジェクト開催! みんなで日本の民間ロケット開発を応援しよう!
この書籍に関連して、インターステラテクノロジズによる日本の民間ロケット開発を応援しようという取り組みも行います(予定)。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ISTは本当にゼロの状態から宇宙開発を始めたんだなと思った。
知識やノウハウを積み重ねる所から始めて、ようやく宇宙空間への到達。これからの衛星打ち上げへの挑戦についてなど本当に楽しく読むことができた。
著者の宇宙やロケット、衛星についての知識も並外れたものがあり脱帽です。著者の宇宙に対する情熱は本物だなと思った。
また、自動車業界が今後は縮小して日本を支えている産業は大きな変革を迫られるだろうといった内容も大変興味深かった。
自動車業界を支えている産業の一部は宇宙産業を担うようになり、方向転換できなければ生き残っていけないだろう。
日本がロケット開発に立地面、技術面で非常に恵まれているというのも意外だと思った。
日本政府は宇宙開発にもっと積極的に乗り出さなければならないと思う。著者が言うようにこれからの日本を支えるのは宇宙分野だと思った。