あらすじ
雪印、三菱自動車などの相次ぐ不祥事で経営陣の責任が問われる一方、ヤマト運輸、日産などのトップが、いま名経営者として賞賛されている。一体、社長や取締役の役割とは何であり、その評価はどうなしうるのか。戦略的意志決定、ビジョン表現力、マイナス情報収集力などの必要を語りつつ、企業で働くすべての人びとの関心に応える。
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Posted by ブクログ
これは良い本である。何も自分が経営者になろうと言うからではない。自社の経営者、ひいては会社組織の力量が、自分の人生を預けるに値するかどうかを見極める重要な材料を提供してくれるからである。
オーナー経営者であっても内部昇進型の専門経営者であっても正しいビジョンを持ち、解りやすい形でそれを社員に提示できなければ失格である。自社の社長も事業のビジョンなんて考えたこともないのに、能力以上の事を期待されて可哀そうにも思えてきた。また経営者の選び方も一つ間違うと会社が傾きかねない重大事であるが、これもボスの太鼓持ちで出世階段を上がってきた人物に、大変革期の会社の舵取りを任せるのは酷だわな。そうであるならとっとと辞めて欲しいところではあるのだが。。。
Posted by ブクログ
オーナー経営者とサラリーマン経営者の違いは何か。社長というのは、組織の中でどういう機能なのか。CEOって何なんだ。コーポレートガバナンスとは。などなど。
Posted by ブクログ
今(2019年)読んでも心に響く内容です。
経営者の人、経営者になりたい人、マネジメント力を高めたい人にオススメです。
様々な研究や調査をもとに経営者をこれまで成功者とそうでない者とを引用し、良い経営者のポイントがわかりやすく書かれています。
特に経営を創業経営者、サラリーマン経営者、同族経営者、転職経営者の4つに分けて、サラリーマン経営者の陥りやすい失敗の具体例がとてもわかりやすかった。
終始強調されているのは社内改革の重要性で
改革が実行できない経営者は、衰退していく。
・創業者は改革を起こしやすく成功しやすいが、
後継者が過去の成功を否定できずにいるケースが多い。
・サラリーマン経営者は人によって選ばれているが故に、
改革を起こすことに躊躇しやすい。
Posted by ブクログ
中身というよりSPIなどの産みの親がどんな文章を書くのか気になり。実際読んでみたら教科書みたいという印象。日々日々のインプット量がエグそう。
内容としては、これからはオーナー経営者の考え方が個人で働く人にとっても大事になってきそう。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
雪印、三菱自動車などの相次ぐ不祥事で経営陣の責任が問われる一方、日産、ヤマト運輸などのトップが、いま名経営者として賞賛されている。
一体、社長や取締役の役割とは何であり、その評価はどうなしうるのか。
事業家的才覚、戦略的意思決定、最終的責任能力などの必要を具体例に即しつつ語り、企業で働くすべての人びとの関心に応える。
[ 目次 ]
序章 「冬の時代」の経営者
第1章 「オーナー経営者」と「サラリーマン経営者」
第2章 経営者の役割とは何か
第3章 経営者に求められる能力
第4章 日本的組織と経営者
第5章 経営者能力をどう測るか
第6章 経営者と企業倫理
第7章 経営の継承と経営者の引退
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