あらすじ
眩しい言葉と涼しい描線。漫画で新たに描き出す清洌な文学作品7篇。
デビュー作『107号室通信』がロングセラー。
イラストレーターとしても活躍の場を広げ続けるカシワイ、待望の第二作品集。
自身が深く影響を受けた日本文学の名作を、柔らかく静謐に描き出します。
新しい窓が切り取った、遥かなる光。
<収録作品>
「夕日の国」「小さいやさしい右手」安房直子
「金の輪」小川未明
「こうちゃん」須賀敦子
「ごびらっふの独白」草野心平
「ひとつの火」新美南吉
「注文の多い料理店 序文」宮沢賢治
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Posted by ブクログ
・夕日の国 安房直子
・金の輪 小川未明
・「こうちゃん」へ 須賀敦子
・ごびらっふの独白 草野心平
・小さいやさしい右手 安房直子
・ひとつの火 新見南吉
・注文の多い料理店 序文 宮沢賢治
すべて原作つきで、既読は草野新平と宮沢賢治と、たぶん小川未明だが、こういうふうに漫画になるのか! と。
すべて悲しさと優しさが同時に感じられて。
以下「「こうちゃん」へ」から引用。
ああ こうちゃん ごめんなさい。
ほんとうに うつくしいものを みていて、
ひとにはなしかけられたときの、
あの かなしいような
はずかしいようなきもちを
わたしだって
よく知っているはずだったのですもの。