あらすじ
20年前に失踪した父が亡くなったと連絡をうけ、遺品整理にやってきた息子の礼央。
そこで礼央は、麗しい美少年の姿をした「ラブドール」を見つける。
物珍しさに吟味していると、そのラブドール・半朱(ハンス)は突然言葉を喋りはじめ……?
『ポルノグラファー』シリーズの丸木戸マキが描く、喋るラブドールとの不思議なひととき。
※本作は「onBLUE vol.23」に掲載された読み切り作品です。
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感情タグBEST3
短編なのに強烈な余韻
礼央の父親が、我が息子に出来なかった教えや愛情を半朱に注ぎ…父親の死後に半朱が礼央に父親の思い出を共有しながら伝える…そして、ラブドールとしての本来の役目を終えて交わる事の愛情を知り物言わぬ人形に戻るという不思議でなんとも言えない寂しさを覚える短編でした。父親という人物を半朱を通して垣間見て偲ぶ良い日々とも捉えられるし、半朱と過ごした日々と重ねた体で礼央は何を思うのだろう…