【感想・ネタバレ】レオナルド・ダ・ヴィンチの師匠(1)のレビュー

地由

弟子が、天才――。
かつて、レオナルド・ダ・ヴィンチが修行していた工房は、ボッティチェリ、ラファエロの師匠ペルジーノなど、中期ルネサンスの主要な画家たちが数多く在籍していた。彼らを育てた師匠とは――？
若きレオナルド・ダ・ヴィンチを見守る師匠の視点で描くルネサンスの青年ドラマ、ここに開幕。
（本シリーズは史実を題材にしたフィクションであり、実際の人物・事件とは関係ありません。）

Amazon無料歴史マンガランキングで１位を獲得したKindleインディーズマンガ版のエピソード①～⑥を全編収録。さらにここでしか読めない描き下ろし番外編『ある日の工房にて』を限定収録。

[フェル · ★★★★★]

優秀な部下を持つと大変

どんな歴史の偉人にも師匠がいますが、まあ予想通りというか、優秀・天才の弟子（部下）を持つと無駄に苦悩、葛藤に苛まれることがよくわかります。こなダビンチの師匠もダビンチに出会わなければ、無駄に苦悩せず研鑽して絵描きとして名を残せていたのかも、と思ってしまう。天才は第三者には良いけど、距離が近いと弊害が立つね。

＃タメになる

[匿名 · ★★★★★]

若かりし日の巨匠

ルネッサンスの大巨匠レオナルド・ダ・ビンチの修行時代を描いた作品です。彼の師匠がダ・ビンチを導いていこうとする姿が印象的です。

＃深い

[じゃがいも · ★★★★☆]

万能の天才

万能の天才といわれ歴史に燦然と輝くレオナルドの若い頃のお話である。これほどの天才を弟子としてしまった親方ベロッキオの内心の葛藤を描き出している。天才の才能への嫉妬はいろいろな作品のテーマによく取り上げられている。映画「モーツァルト」の中でもサリエリが「神は私に美しいものを感じる才能を与えたが、美しいものを作る才能は与えなかった。」と言ったが、親方ベロッキオもサリエリと同じ感情を抱いたであろう。

[ボリス · ★★★★☆]

ルネサンス

レオナルド・ダ・ヴィンチが所属していた工房のお話。ヴェロッキオ親方の下にはルネサンス期の有名な画家や彫刻家に連なる人々が集まっていて、すごく興味深い。レオナルドが美青年なのもいいな！