あらすじ
高校一年生の古井丸みぞれが見つけた、「QK部」という謎の部活動のポスター。
その言葉に興味を持ったみぞれは、友人の倉藤津々実とともにポスターに書かれた教室を訪れることに。
ガランとした教室の中央には、一人の先輩が座っていた――。
「ようこそQK部へ! 二人は入部希望?」
「QK部」――それは「素数を使った大富豪」という数とトランプが交わった知的遊戯で競い合う部活動。
偶然か必然か、「QK」に出会ったみぞれたちの、全国大会への挑戦が始まる!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
家庭科部に入部しようとしていた、みぞれと津々実。
みぞれは、ふと、「QK部」という部活紹介ポスターに目を引かれた。
12月13日生まれ。何かと縁のある数字である「1213」という数字に導かれるままに、素数大富豪の世界へ…
Posted by ブクログ
QK部って何だろう、と思って手に取った作品。
実は最初、横書きだったのにちょっとビックリした。だけど読み進めてみたら、数字や数式が出て来て、横書きは必要だからやってるんだと思った。
素数大富豪という、素数で行う大富豪のトランプゲーム。
素数の話や、数にまつわるいろんな話が聞けて、面白かった。
ちょっと変わった部活系の青春ものとしても面白いと思う。
練習試合をしたり、他校と交流戦をしたり、この競技の熱さが伝わってきて良かった。
ただ、惜しいのはちょっと最後がアッサリしすぎてたところかな……。
え、これで終わり?とちょっと拍子抜けする感じだった。