あらすじ
同じ会社に勤めるエリートSE・草壁の家に、ひょんなことからお邪魔する羽目になった大食いOLの菜乃。無口なイケメン・草壁の自宅は、なんと植物園のごとく草花で溢れかえっていた。「祖母が経営してた花屋をそのまんまレストランにした」という草壁は、野草や野菜を使った絶品料理を作り、隣のアパートの住人をお客として巻き込んで、毎週金曜の深夜だけ植物レストランを開いていたのだ。お手伝いで働くことになった菜乃は草壁と接するうちに、特別な感情が生まれてきて…。
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美味しいゴハンと大切な居場所
このお話の中に出てくるゴハン、すごく食べたくなったのはわたしだけでしょうか。
凝った料理ではないけと、丁寧なゴハン。
食べた気になりつつ、登場人物たちと同じように常連になって気でいられたお話でした。
この仲間に入りたいって思っちゃいましたね。
料理と同じくらい、常連さんたちもそれぞれで。
主人公はもちろん、モデルの葵さんにまつわるお話も深くて悲しくてあったかでもありました。
主人公のコンプレックスを一つづつ超えていくところも共感しちゃって、読みながらも自分のことも並行して重ねちゃったり、そして納得しちゃったり。
続きが読みたくなりました。
Posted by ブクログ
もう本当に草壁さんがイケメン過ぎる。あと葵さんみたいな人の話を描いた小説はそんなにないので凄く共感した。全体的に料理が美味しそうで、アボカドサーモン丼は作りたくなったけど、続編は出ないのかな...草壁さんの過去も知りたいし、めいちゃんとがく君の掘り下げも見たかった。この話の元カレ枠は擁護しようのないレベルでガチクズだな...
Posted by ブクログ
元彼が女々しすぎ!!
メッセージで振って、しかも語尾に(笑)とかあり得なさすぎる!
しかも、それを冗談だとか言い出すし……
そんな元彼に誰が頼るか!!
頭の中、お花畑過ぎるわ……
それに比べて、草壁さんのイケメン度!!
口調は悪いですが、ストレートに伝えてくれる方が嬉しいですね!
イケメンで、仕事も出来て、料理も完璧とかハイスペックすぎます!!
葵さんも好きなキャラです!
どんな格好をしていても、自分は自分と言いきれる感じがいいですね!
草壁さんを狙ってる榎本ちゃんや芽依ちゃんが可愛くて好きですね!
特に芽依ちゃんは草壁さんの一挙手一投足に敏感で……
なんだかんだ言いながら、萼さんといいコンビなんだけどな……ボソット
出てくる料理もどれも美味しそうです!
ジェノベーゼやピザ、枝豆トースト食べたいです!
菜乃ちゃんの食べっぷりも読んでいて、とても気持ち良かったです!
目の前で見てみたいです!
Posted by ブクログ
楽しく料理する様子や美味しそうな料理の味が思い浮かぶうえに、それ程大きい衝撃的な事件などは起きないので、終始穏やかな気持ちで読める。
元カレが結局何がしたかったのかは少し不明であるが、若さゆえの未熟さを表しているのかもしれないとも思える。
ラストは上司との関係がもっと深くなって、主人公の期待通りキュンとするシーンが欲しかった。
上司の少しSっぽい口調や主人公との掛け合いが、個人的にはツボで、微笑ましかった。
Posted by ブクログ
会社に財布を忘れ、空腹でふらふら歩いている主人公を
拾ってくれたのは、同じ会社のエリート社員。
ご飯を食べさせてくれる人はいい人です(笑)
また主人公もかなり食べてますし、想像していると
非常にお腹が空いてきます。
店の客とのやり取りから、元カレのやり取りまで。
日常にあるようなないような小さな問題が
ちょこちょこ出てきたり、警戒されてみたりw
元カレ以外は、おおむね危険なし、かと。
Posted by ブクログ
クールな上司・草壁は、祖母が経営していたという花屋で、金曜の夜限定でレストランを開いていた。食べることが大好きな菜乃は、彼の料理、そして人柄に惹かれていってーーというおはなし。
菜乃の旺盛な食欲、草壁の一見冷たく見える態度、ほかジェンダーレス男子など、個性を持った人物が登場します。それを認め合う登場人物たち……そもそも、気にも留めなていない草壁もいいですね。
草壁は、祖母のお店やそこを訪れるお客さんなど、自分の大切なものはきちんと大切にできる男性で、格好良いです。
最後に菜乃が好きになったのは、彼がまもっているレストラン、誰かの心地の良い居場所だったのでは、と思いました。
お料理も食べたーい! となるものばかり。昨日さっそく『炙りサーモンアボカド丼』を作ってみました。お手軽なレシピも多くうれしい。続きがあれば読みたい作品です。