あらすじ
東北のちいさな出版社から、日本全国の“被災地”へ―東日本大震災の大混乱のなか、社員わずかふたりの仙台の出版社・荒蝦夷が決意したのは、地元の“声”を編み、全国へ、そして未来へ発信しつづけることだった。「明日の被災者」へむけた、2011年3月から現在へとつづく苦闘の日々の記録。「文庫版エピローグ 2020年」を加えた決定版。
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Posted by ブクログ
災害が多い国なのだと改めて思いました。
阪神淡路大震災の時、吹田市に住んでいてかなりの揺れを経験し、もうだめかな・・・と一瞬思った。
それ以前も以後も災害とは無縁に過ごせている。でも、それはたまたまなのだと思う。いつ何時どのような大災害に見舞われるかは分からない。一瞬であらゆるものを失うやもしれない。
そんなとき、本書のような本が助けになるのだと思う。
東日本大震災の被災者となった著者、その友人知人たち、取材の中で出逢った人たちの言葉に助けられるのではないかと。
また色々な本が紹介されていて、読みたい本が何冊も増えました。
そして、本書の表紙写真がまたいいのです。その写真にまつわることも書かれていて、それにも心打たれました。
お薦めの一冊です。