あらすじ
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NHK『最後の講義』で感動を呼んだ番組が書籍に。ロボット研究の権威である石黒教授が伝えたい「1000年後の人間」とは?
「あなたは人生最後の日に何を語りますか?」
NHK BSで放送され、大反響をよんだ「最後の講義」が、本になってよみがえりました。
登壇するのはロボット工学の世界的研究者である石黒浩教授。
自分そっくりのアンドロイドを作ったことでも知られています。
ロボットを作るのは、人間を探求したいからであり、ロボットを研究することで見えてくる「人間」は、
人間存在の根本に迫る問いに応えるものになっていく…。
AIが生活の中に入り込み始めた今、石黒教授が語る人間の未来は示唆に富み、
この先の生き方にきっと影響を与えるのではないかと思うほど。
衝撃の未来が語られた講義と生徒との熱い質疑応答は実に3時間にも及びました。
本書は「最後の講義」を書籍化するに当たって、未放映だった部分も収録した完全版!
未来を託された若い世代へのメッセージを余すことなくお楽しみください!
石黒 浩(いしぐろひろし):日本のロボット研究者。大阪大学教授。
ATR石黒浩特別研究所所長。専門は知能情報学。工学博士1991年。滋賀県出身。
二足歩行ロボット、外見や動きが人間そっくりのアンドロイド等を研究している。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
よかった
痺れたぜ
ロボットが好きなんじゃなくて
人間が好きだから研究してるってところとか
人間の変わりをAIにしていって
それでも変わりができなかった時
それが人間の大事なものなんだと思うって
すごい発想だと想った
人間なんかいらなくなっちゃうって
おもってたけど
人間の本質を探すために、
AIを使っていくっていう
ほんとすげえだった
アニメキャラになりたくて
気づいたらオリンピックでてて
結果も出してるけど
オリンピックが目標じゃないからっていう
ただの通過点っていう
そんな話をおもいだして
かっこいいと想った
Posted by ブクログ
アンドロイドを 通して人間をみる。
何が境なのか、進化は無機質なものにまで及ぶのか?人間自身を列究するより深い領域に入っているように感じた。.
Posted by ブクログ
今日が最後の講義だったら。ロボット工学?アンドロイド研究の第一人者の石黒先生。関西人の性なのか,語り口が笑いを取りにきている。石黒氏の研究の狙いはロボットではなく「人間とは何か」,ロボットを人間にするという方向性と人間がロボットになるという方向性が興味深い。日本の独自性を島国仮説としており,島国根性はだいたい悪い意味で使われるが,島国であるがゆえの二極化回避や集団内の協力などの考えが新鮮だった。「足りない情報はすべてポジティブな想像で保管される(p.122)」は想像する人の状況や特性によりそうだなと思いつつ,検証してみたいと思った。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 ロボットで人間をつくる
第2章 ロボットだけが知っている人間
第3章 究極の人間とは
第4章 1000年後の人間
第5章 質疑応答
<内容>
NHKの「最後の授業」の完全文書化。ロボット研究の石黒浩氏なので、テレビは見なかったが本は即買いした。
石黒氏の本が教科書に載っているとは驚いたが、講演なので読みやすい。内容は従来の本の内容と変わらない。そして、ややまとまりに欠けるかもしれない。アンドロイドの話(伊(石黒氏のアンドロイドはAIではなく遠隔操作)やテレノイド、ハグビーの話などは示唆に富む。最後の質疑応答はかなり高度。石黒氏は感覚で答えているが、研究者として誠実なので面白い。