あらすじ
古来日本人は、植物たちや花々の姿を愛で、歌に詠み、絵画に描いてきた。慌ただしい日常の中で、草花を見るために出かけたり、自ら育てている人も少なくない。
本書では、日本の草花を四季に応じて紹介する。植物に関して興味深い事実を紹介することに加え、日本人との関わりにも筆を伸ばし、自然をより身近なものにするよう工夫が凝らされている。
紹介する草花には大きく美しいカラーのイラストを添えた。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
サツキツツジのイラストの解像度だけがめちゃめちゃきになる……
なぜそこだけすり抜けてしまったんだ……
その花にまつわるお話がいっぱいの、図鑑のような形。
正直一冊手元に置いておくか迷うくらい。
Posted by ブクログ
NHKラジオ第一で放送されている「子ども科学電話相談」回答者などでおなじみの田中先生の新刊(2020/1/25初版)。
季節別(新春・早春・春・初夏・夏・秋・冬)でそれぞれの時期に咲く花が挙げられている。
その他で「時刻を知らせる植物たち」もある。朝に咲くアサガオ、10時頃に咲くマツバボタン、夕方に咲くオシロイバナ、夜に咲くツキミソウ、夜中に咲くゲッカビジンなど。この区分は特徴的だと感じた。ご専門の分野でしたっけね。
さて。タイトルに「日本の花」とあるので洋花は含まれないと思い込んていたのだけど、そんなことはなくて、春にはチューリップやカーネーション、夏にはハイビスカス、冬にポインセチア。現代の(というか「令和の」)日本で親しまれている花を挙げたのでしょう。でも「日本の」と書かれると、伝統的な花を挙げた本なのかと誤解させられた、ので☆一つ減。