【感想・ネタバレ】Nikon Capture NX-D RAW現像 パーフェクトマニュアル[カラーコントロールポイント完全対応版]のレビュー

あらすじ

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Nikon純正のRAW現像ソフト「Capture NX-D」を使ったRAW現像の方法を解説する書籍です。「ViewNX-i」を使った取り込み・セレクトから、「NX-D」の基本操作とすべての調整機能の使い方、シーン別の現像テクニックまで、Nikonユーザーが必要とするRAW現像の知識を余すところなく解説します。もちろん、新たに追加された待望の「カラーコントロールポイント」機能についてもしっかりフォロー。Nikon純正ならではの思い通りの現像が、これ1冊で可能になります!

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Posted by ブクログ

資金が潤沢ではないので、現像ソフトはありがたく、Nikonの純正無料ソフトを使用。公式の動画と自己流で使っていたけれど、本当はもっと上手な使い方があるのではないかと、前のバージョンだけれど読んでみた。

ミラーレスになって追い詰められ気味だけど、昔からのユーザーを捨てない点は、本当にありがたい。だから、頑張ってー。と言うわけで、今は、現像ソフトの改良は後回しになるかな?最新バージョンの本が欲しいな。

今まで、活用していなかった上バーの”表示”ももっと活用しようと思った。同時記録画像の項目で、確かに面倒と思っていたJPEGファイルとRAWファイルが一緒に表示操作できること、表示→イメージビューアーオプションから、白飛び黒飛び表示ができる。

自分に、その機能、あると思って探してみるべきだったでしょ?な 表示→ビューアー→調整比較表示。しかも、表示された写真の上のボタンで、調整元画像を撮影時のにしたり、効果を知りたい直前の作業画像に設定できたりする。これ、知ってたら、大分と現像作業の効果が分かると思う。

アクティブDライティングに、カメラ内部より強い"より強め2"がソフトでだけ存在することも知らなかった。

右タブのピクチャーコントロールの一番上、カメラ互換から最新のピクチャーコントロールに変えると、明瞭度の調整項目にミドルレンジシャープが増える。クイックシャープをいじるとそれ以下3項目が連動して変化する。A4でプリントアウトする場合は、明瞭度を少しプラスにするとよい。さらに大きい場合は、明瞭度に較べてmミドルレンジシャープをプラスにするとよい。シャープは、基本出力サイズによる変更するとよいらしい。ここがいじれるのさえ気付いてなかったし、シャープさをプロは出力サイズで変えているのかと目から鱗。

さらに、ここをいじると、ピクチャーコントロールにCreative picture controlの項目が選択できるようになり、プリセットが使用できる。

ハイライト、明るくする方向しか利かないのかと使用していなかったけど、プラス方向に目盛りを移動させると、白飛びを押さえるつまり明るさを抑えてくれると私の思い込みの全く逆の機能だった。思い込みは怖いですね。なお、白飛びしてしまっている部分に関してはデータがないので、機能が働かず、ハイライトだけをいじり過ぎると、ハイライトの調整が利く部分と白飛びして利かない部分との境目がハッキリするために、不自然になっていないか注意する。

*D-ライティングHSとアクティブD-ライティングの違い
HSは全体の階調を損なわない調整なので、数値を大きくするとハイライトとシャドーのコントラストが小さくなる、アクティブの法は、カメラに内蔵された機能なので、シャドーの黒潰れ、ハイライトの白飛びは抑えてくれるがメリハリは維持される。

*ノイズリダクション
処理方法を”高画質”に変えると、輝度とカラーのぞれぞれについて、適用度とシャープネスが調整できるようになる。輝度は、ザラザラ感や粒状のノイズを抑え、カラーは不自然な色斑点を抑える。細部がぼやけてしまった場合は、シャープネスを上げる。アストロノイズリダクションは白い星のような点ノイズを除去する。

*レンズ補正
自動ゆがみ補正のオン、ありでした!状況によっては、とってもありあり!
RAW撮影では予めONの倍率色収差は輪郭部分の色のズレで、軸上色収差は100に設定することで主に色のにじみを調整。髪の毛の色の変色などを補正する機能。

*LCHエディター(明度)とトーンカーブの違い
トーンカーブの方は、明るさと共に彩度も上下してしまう。また、LCHで、ホワイトポイント出力スライダーを下に動かすと色の濃度が濃くなり、ブラック出力スライダーを上げると色の濃度が薄くなる。

*LCHエディター(彩度)
グレーを除外にポイントを入れると、グレーに近い色の彩度が変化しにくくなるので、影などの色かぶりが防げる。

*LCHエディター(色相)
出力スライダーを上に動かすとマゼンタに、下に動かすとグリーンに変化する。色相マップの回転角度が大きいほど、色の変化が大きくなる。

*アンシャープマスク
適用量は10-30%、半径は初期値の5%程度が推奨。しきい値0にすると、画面全体にシャープがかかる。しきい値を大きくすると、肌など濃淡の変化が小さい部分にはシャープがかからなくなる。逆光の人物の写真など、しきい値を40%程度にすると肌は修正がかからず、目元など濃淡差がある部分はくっきりする。

*トーンカーブとレベル
グラフ下の横線の矢印でガンマ値を動かすと、中間色調の明るさが変わる。ブラックポイントスライダーとホワイトポイントスライダー(x軸の左右)を動かすと、移動先のピクセルが最も黒い部分、白い部分となるので、例えばヒストグラムの暗い部分(左側)にグラフがない図形において、ブラックポントスライダーを右に動かすと、締まらなかった淡い黒の部分が締まった黒になる。黒くしたい部分を””ブラックポイントの設定”スポイトで指定しても類似効果。

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2024年12月08日

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