あらすじ
ヘルペスウイルスの研究者が首なし死体となって発見された。現場には引きずり出された内臓のほか、寒天状の謎の物質と、バイオテロを予告する犯行声明が残されていた。猟奇殺人にいきり立つ捜査陣であったが、彼らを嘲笑うように犯人からの声明文はテレビ局にも届けられる。首都圏全域が生物兵器の脅威に晒されるなか、捜査一課のキレ者変人刑事・鎌木らは犯人の手がかりを追いかけるが……。
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Posted by ブクログ
コロナウィルスみたいなパンデミックではなく、ウイルスを使った生物テロの話。まさかこんな展開だったとは。衝撃。本物の医療関係者だからこそ書ける発想とシナリオとそれを表現する文章力、面白かった。
Posted by ブクログ
久々にバイオテロ系の作品
ありきたりの展開かと思いきや、全然そんなことない。
途中の急展開からぐいぐい引き込まれて、後半は一気読みしてしまった。
今、コロナが流行っているが、これもこの本と同じような背景があるのでは…。
まぁあるわけがないんだけど。
初めての作者さんだけど、こういったジャンルは好きなので、他の作品も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
現実だったら怖すぎる一冊。
最初はサイコパス系の本かと思ったけど、動機が違ったことに驚いた。やったことは極端すぎるけど。
技術があっても資金がなくて完成させることができない治療薬は世の中に実現すると思うし、命とお金の天秤という表現はとてもしっくりきた。
Posted by ブクログ
バイオテロ関係の犯罪はやっぱり理解するのが難しく読み飛ばす内容も多かった。ウイルスとか目に見えないものを小説で想像していくのはやはり難易度が高いのかな。
現実にバイオテロが起こったらどう立ち向かうとか心配にもなったが、対抗するワクチンは必ず開発されるはず。そのワクチンの必要性をどれだけ早く認識できるかが重要。
Posted by ブクログ
面白かった
生物テロの物語
エンターテイメント作品として楽しめました。
医学的知識が全くないので、どこまでが実現できそうで、どこからがフィクションなのかさっぱりわかりませんが、実現しそうなところが怖い
ストーリとしては、
ヘルペスウイルス研究者が首なし遺体として発見。
現場に残されていたバイオテロを予告する犯行声明。
さらにテレビ局にも犯行予告が届けられます。
捜査するのは桐生と切れ者ながら変人な鎌木
この凸凹コンビが犯人像に迫ります。
捜査していく過程で、その生物化学兵器の恐ろしさが開設されていくわけですが、正直、よくわからない(笑)
とはいうものの、
犯人はだれか?
テロの目的は?
といった展開です。
途中のミスディレクションにやられた!!って感じで心地よいです。
さらに、犯人は捕まりますが、その真相は?
というところの最後のひとひねりが素晴らしい!
作者のメッセージを感じます。
お勧め!