あらすじ
東大生11名が語る逆境、孤独、東大合格術。
有名進学校からの合格者が極端に多い東京大学。合格者約3000名のうち、上位3校で全体の8分の1以上、上位30校で半数近くを占めています。
そんな東大に、偏差値40~50台の非進学校から合格した現役東大生11名にインタビューをしたのが本書です。
高校の授業のカリキュラムや指導ノウハウが整っておらず、東大受験に関する情報も少なく、周囲に競い合う仲間やライバルもいない環境で、彼らはどのようにハンデと逆境と孤独を乗り越え、東大合格を果たしたのか。
人の何倍も努力した者、独学を選んだ者、効率のよい勉強法を追求した者、学校の先生をとことん頼った者など、それぞれ異なる高校時代の過ごし方がどのように東大合格につながったのかが詳しく語られています。
また、「模試で校内偏差値は114なのに東大はC判定」「東大受験を担任に反対された」など、非進学校ならではのエピソードも満載。
それぞれの勉強法や役に立った参考書や問題集、予備校の活用法、勉強に適した環境づくりなどの役に立つ情報も網羅しています。
著者は、ベストセラーになった『東大合格生のノートはかならず美しい』など、数々の教育関係の著書のある太田あや氏。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
色んな高校生が登場して、勉強や東大へ向かう過程も いろいろ。集中力や工夫もある。しっかり生きてるし、この先の活躍も楽しみだな、なんて思ってしまった。
東大目指してなくても 励まされる感じがしました。
Posted by ブクログ
本書には11人の非進学校出身東大生が登場しますが、みなさん、勉強の成果をいかに合格に直結させるか、日々の研究・研鑽に熱心な方が多い印象です。また漫然と勉強をおこなうのではなく、つねに作戦を立てるあたり、高校生のときの自分と比較してしまうととても恥ずかしくなります…。
とはいえ、やっぱりカリキュラムの自由度が高い私立高校出身の方が多いのですかね(公立の高校が大学受験にどの程度の力の入れ具合なのか、生徒の面倒見がよいのか、わかりませんが)。
今般大学入試改革が荒れに荒れているわけですが、本書に登場するような生徒は、どのような状況であっても自分を見失うことなく軽やかにその荒波を乗り越えてゆくのであろうなと思わずにはいられません。