【感想・ネタバレ】汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で「英雄」となったある日本人の物語のレビュー

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Posted by ブクログ

台湾と日本の深い繋がりを感じさせてくれる。日本統治時代に、内地から台湾に渡り台湾に尽くした日本人の物語を多く読んできた。が、坂井徳章、湯徳章は日本人であり台湾人だ。ニニ八事件で犠牲にとなった徳章の台湾人の自由と人権を求める闘いは、白色テロの闇を経て、民主化を成し遂げた李登輝、中国共産党に対峙する蔡英文に通じているだろう。1月に総統に再選された蔡英文の片腕は、かつて台南市長時代に湯徳章の命日を台南市の「正義と勇気の記念日」に制定した頼清徳だ。湯徳章の闘いは彼等には受け継がれ、今も脈々と続いていると思う。本編と共に、おわりに、あとがき、解説、も味わい深い。

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2020年04月04日

Posted by ブクログ

相変わらず文章は上手くないと感じるが、この作者の選ぶノンフィクションのテーマと人物は秀逸。今回も世に知られない英雄の歴史を丹念に調べて、素晴らしい話にまとめており、とても面白かった。

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2024年05月03日

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