あらすじ
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素朴でかわいい修道院のお菓子、50品
つくり方はシンプル、しみじみとおいしいレシピ集
厳しい戒律のもと、つつましく暮らす修道女たち。修道院では、中世の時代から、レシピを大切に守りつづけています。材料が豊富にはない時代に生まれたレシピなので、つくり方はとてもシンプルですが、しみじみおいしくてどこかほっとする味わいです。
◆春から夏へ
クレマカタラーナ、聖クララのドーナツ、さつまいものパイなど
◆秋から冬へ
ポルボロン、マサパン、おばあちゃんのトゥロンなど
◆修道女の伝統菓子
サンティアゴのケーキ、トシーノ・デ・シェロ、ジェマスなど
◆修道女のいつものお菓子
りんごのケーキ、ビスケットのケーキ、アーモンドクッキーなど
コラム1 「トルノ」について
コラム2 修道院で買えるもの
コラム3 修道院のかわいいお菓子箱
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
素朴でシンプルな焼き菓子の本を探していて見つけた、スペインの修道院のお菓子のレシピとその周辺を紹介する本。季節のお菓子として宗教カレンダーと結びついたお菓子が半分くらい、あとは伝統的なお菓子や日常的なおやつ的なもの、全50レシピ。工程写真がほぼなく、ときどきサイズなど大事な情報が足りないような気もするが、それでもパウンドケーキあたりを作ったことがある人なら多分なんとなく作れる。レシピそのものも長く作られているものがほとんどなので、フードプロセッサーとか電気がないと動かないような特別な器具もほぼ必要なく、ヘラとボールで混ぜてこねて焼いたり揚げたり。出来上がったものは刺激はないが優しくて毎日食べられるようなものばかりで、次は何を作ろうかなとワクワクしてしまう。
難を言うと、レモンとアーモンドとクルミの登場頻度が高いので、庭にこれらの果樹を植えたくなってくるところだろうか。どんだけ広い庭が必要なんですか。逆に、修道院の庭にはきっとこれらの木が生えているんだろうなあという想像もふくらみ、行ってみたいなあスペイン、美味しいものがいっぱいなんだろうなあ、とうっとりしてしまうのであった。