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東海林さだお先生の初の新書版。大きさが新書なので、買ってしまったというのが真相です。丸かじりシリーズ、実は全部文庫で持っています。なので新書版を買う必要がないのですが…、買って良かったのは、対談が収録されていること。読み応えがあり面白かったです。
食べ物と向き合うことの共感が全てのエッセイですが、やはり誰にでも書け流物ではないといつも感じます。唯一無二のグルメエッセイストです。
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東海林さだおの食べ物エッセイ。週刊誌に連載されているエッセイを纏めたもので、大変面白く読めた。食べ物に対する著者の流儀、習慣や拘り、エピソードなどを素朴な語り口で紹介し、ユーモア溢れる文章がとても良い感じだ。読んでいて、ひとつ気になったのは「食」に対する著者の細かさだ。一挙手一投足、実に細かく料理や食べ方についてコメントしている。食べ物へのこの拘りは、東京出身者ではないかと思ってプロフィールを見たら、案の定東京の人だった。料理店が多い東京では、作る人も食べる人も拘りが強い印象がある。当然、料理の好き嫌いが激しいのも東京人だ。(これは個人的な感想です)食べ物にはあまり興味は無いけれど、料理の蘊蓄のは大好きだ。料理の好みや拘りで、その人の性格が良く判る。
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ハズレなし、の東海林さだお。
あれこれ味を思い出しながら読むもよし、テーブルにビールを置いて読み進むもよし。
東海林さだおが文中に挟むイラストのうち人物を描いているものを見ていてロバート秋山の架空の人物を演じる、ってやつを思い出す。その場面にぴったりな人を登場させているし、何より「いかにもいそう。こんな人」と思わせる。
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丸かじりシリーズの選抜エピソードと、酒呑み界のレジェンド太田和彦さんとの対談が収められています。はっきり言っていつも通りです。当然読んだことが有るものも入っていますが、東海林さだお節はいつも変わらない味なので、同じのを何度読んでも構わないのです。どうせ大して覚えていないし。夜読んでいると登場する食べ物への渇望が湧いてくるのが困ります。天丼とのり弁が無性に食べたい!そばやのなんて事ない天丼いいですよね。蓋をぱかって取った時のワクワクはまさにどんぶり界の王者の名にふさわしいです。
のり弁を思い返すと、青春と共に今でも食欲が湧きあがって来ます。なんで海苔と醤油とご飯だけなのにあんなに美味しいんでしょう。
そんな郷愁と共にリアルな食欲を湧きあがらせる本です。
ちなみに太田和彦さんの本はあまり好きではないので殆ど読まないのですが、東海林さんとの対談だと「なんだか偉そうオーラ」が和らいでなかなか楽しめました。
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コラムとでも言うのかな。6ページにまとめられた、著者の「飯」に対する想いが面白い。そんなテーマなのに、こんな話題なの!?って感動しますwまさに、これがプロの文章なのでしょう。
もちろん、「飯」についても多面的多角的に考察している。どれも美味しそうで、読んでいてお腹が空いた。
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<目次>
特別対談 メシも、酒も、ひとりが一番!
第1章 冒険編~いちばん手っ取り早くできる冒険が「食」だ
第2章 孤独編~いじけても、ひがんでも、うまいものはうまい
第3章 探求編~小さいことにこだわらずに、大きいことはできない!
第4章 煩悶編~「メニュー選びにクヨクヨ」は、至福の時間
第5章 郷愁編~懐かしいもの、ヘンなもの大集合
第6章 快楽編~ああ!あれも、これも、ソレも食いたい!
<内容>
東海林さんはなんと80歳過ぎだった!でも文章は若い。正しいカツカレーの絵は面白い!全体的にはネタがやはりちょっと古いかな?「週刊朝日」連載の『あれも食いたいこれも食いたい」から抜粋。