【感想・ネタバレ】ダブルマリッジのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

新日系フィリピン人の問題について事実として書かれていたことが幾つもあったが、知らないことが多くこんな事が実際に起きていたのか、と衝撃も受けた。

マリの行動力には驚かされたが、同時に憲一とフィリピンで鉢合わせないか?、ケンの母親はどのような人物なのか?などハラハラさせられた。最後の最後まで憲一とマリの視点メインで書かれていてラストは同じような行動をしていたことに親子だなぁなんて思ってしまった。

0
2021年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

知らぬ間に、自分の戸籍に知らぬ外国人女性が
「妻」として載っている。
さらには「身に覚えのない」息子まで。

しかも元々「普通に結婚した」妻と娘がいるので、
完全に「重婚」状態となっている。
これが、実際に起こりうる、いや起きていることとは。
法律の盲点を突いたような、
なんとも言えない不気味な事件に巻き込まれ...

...と思ったら、以外とその後の展開が
「しょーもない」感じに流れていって(^ ^;

息子には覚えがないが、妻として記載された女性とは
思いっきり「身に覚え」があったとは(^ ^;

夫婦の不仲、親子の確執、意外な裏切り者、
娘の意外な「恋心」と行動力などなど...
内容的には結構「これでもか」のてんこ盛り感(^ ^;
でも基本が「しょーもない」ので、
あまり同情したりする気にならない(^ ^;

周りから人間のクズと思われていた男が、
意外と優しい一面もあり...と思ったら、
やはりただのクズ人間だったり(^ ^;

前半の「戸籍のトリック」がインパクト大きい割に、
ストーリーのメインはそこではないし(^ ^;
なかなかな肩すかし感(^ ^;

最後の最後も、あっけない展開で
ぐだぐだなまま終わるし...(^ ^;

全体的な印象は、やはり「しょーもない」ですな(^ ^;

0
2020年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

橘玲さんて、「言ってはいけない」シリーズが売れてて、私は「みんなが思ってるけど言えないことをズケズケ言うルポライター」っていうイメージだったのだけど、調べたらちゃんと(ちゃんとっていうか)、小説でデビューしている方なのですね。
でも「言ってはいけない」のイメージが強くて、本書も、「日本人中高年男性がバブル期にフィリピンとかでどんなことしてたか」という「言ってはいけない不都合な真実」を書きたかったのかな、と思いました。小説としてはイマイチな感じで、最初からルポルタージュとして書いたら良かったんじゃないかな、と私は思いました。
本書で取り上げられている(小説だから”取り上げる”っていうのも変なんだけど)「新日系人」と呼ばれる人たちは、日本人男性とフィリピン人女性の間に生まれ、日本政府から日本人と認められなかったり、複雑な立場に置かれている。日本人男性と関係を持ち、その後日本でビザを申請するフィリピン人女性も多く、バブル期に日本のおっさんたちが好き勝手なことをやらかしてきたことがその背景としてあると、今では明らかになっている。
おっさんたち!恥を知れ!
(なんか、「持続可能な魂の利用」とか、この頃 おっさんを糾弾するような書籍が増えてないかな?)
私の身近にいるおっさんたちは、紳士的だけどな。そう見えるだけかな・・・。
もう書いてるかもしれないけど、小説としてではなく、原発の廃炉作業に携わっている外国人労働者を橘さん独自の切り口で取材して、ルポルタージュとして書いてほしいです。

0
2021年06月06日

「小説」ランキング