あらすじ
偉人たちの人間臭い一面を楽しみ、
今を生き抜くヒントをつかもう!
ビジネスで大成功をした人や
ノーベル賞受賞レベルの学者たちが
こぞって哲学や宗教の本を推奨しています。
哲学か宗教、もしくはその両方なくして、
いっこうに明るい兆しの見えない今の世を
生き抜くことはできないとさえ語っています。
哲学と宗教は、千年以上の歳月を経ても色あせない
人生訓や生き抜くうえでの指針の宝庫です。
しかし、宗教の聖典はもちろん、
一冊の哲学書だけでも読破するのは大変です。
そのうえ、難解な内容を理解しようとすると、
それはもう苦痛以外の何物でもありません。
本書は、主だった哲学者と宗教を解説しながら、
そこから得られる人生のヒントを抽出しました。
人として、どう「生きる」べきか?
頑張りすぎて「疲れた」とき、どうすればよいか?
「愛」に悩んだとき、どうすればよいか?
……など。困ったときに役立つ、
人生のヒントがちりばめられています。
一方で、雑学として
「ざんねん」な部分も解説しています。
どの宗教も万全ではなく、
どの哲学者も聖人ではありません。
むしろ人間味があることを感じられるはずです。
本書は、哲学と宗教を
簡単に理解するのに役立ちながら、
生きる指針を得られる異色の書です!
●本書で紹介する32人の哲学者
孔子/老子/孟子/荀子/ピタゴラス/ソクラテス/プラトン/アリストテレス/キケロ/セネカ/マキャベリ/モンテーニュ/デカルト/ヴォルテール/ルソー/アダム・スミス/カント/ベンサム/ヘーゲル/キルケゴール/フィヒテ/マルクス/ショーペンハウアー/アラン/ヴィトゲンシュタイン/ヒルティ/フロイト/ラッセル/ニーチェ/サルトル/ハイデガー/バタイユ
●本書で紹介する8つの宗教
キリスト教/ユダヤ教/イスラーム/仏教/ヒンドゥー教/道教/儒教/神道
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
その名の通り、哲学と宗教について書かれた本。
哲学は主に欧州と中国の哲学者について。宗教は主だったものについて書かれている。
哲学者はサラッとした紹介と主だったエピソードで深くまでは言及していないがざっくりとした入門編ではこれくらいで充分だろうと思える内容。
ヒンドゥー教のサティという習慣については読んでて声が出そうなほど衝撃だった。それを知れただけでも読んだ甲斐があったと思う。
Posted by ブクログ
歴史作家である島崎晋さんの著書。
有名な哲学者のエピソードを『すごい』『がっかり』ポイントを、それぞれ分かりやすく解説されています。
ざっくりと哲学の歴史を学びたいという人にはぴったりの一冊。
最近、山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読み、哲学について知りたいと思い手に取りました。
分かりやすく、2時間程で読み終えました。
学生時代に習った哲学についてのイメージは「よくわからない」でした。
しかし大人になり改めて知ると、哲学は歴史と密接な関わりがあり、また日本人と欧米の方々とでは、哲学との距離感が大きく違うなと感じました。
その時代の常識を疑い、人生はどうあるべきか?幸福とはなにか?など諸問題について本質を考える。
それが哲学なのかなと個人的には思います。
そうした考え方は複雑になり正解が分からない現代において重要な考え方であり、だからこそ哲学が注目されているのだと感じました。
Posted by ブクログ
哲学者と宗教について簡潔に書かれている本。
すごい点とガッカリな点どちらも書かれているのが良いと思いました。
これを機に哲学史について勉強してみたいです。