【感想・ネタバレ】午前3時33分、魔法道具店ポラリス営業中のレビュー

あらすじ

ベストセラー『時給三〇〇円の死神』の著者最新作! 超絶不愛想な女子大生魔女×万年ぼっちの魔法使い!? 凸凹コンビが解き明かす、道具に秘められた謎と奇跡――。夜ごと枕元に現れる鍵束と、繰り返し見る悪夢に悩まされている大学生の遠野晴貴。困った末に彼が辿り着いたのは、「不思議現象を解決してくれる」と噂の骨董店。そこは、同じ大学に通う、美人だが無愛想な女子大生・月城環が営む店だった。彼女は、鍵束の正体を突き止めるため、「午前三時」にお店に来るよう晴貴に告げるが……? 孤独に苦しむ男女の成長を描いた、号泣必至の現代ファンタジー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ライトノベル調で、主役二人の多分にセクハラ要素の入った会話がコントを見ているかのようで楽しかった。
作者さまの性別を存じ上げないけれど、男性が書いたイメージの女性という感じ。
星空が見える部屋などビジュアル的に印象的なシーンも多かったので、キャラの個性共々コミカライズしたら相性は良さそう。

道具に人の想いが宿って魔法道具になり、魔法道具そのものも意思を持つという設定が面白い。
特に後者の設定はある重い話にも活かされているので余計に。
会話はコントのような主役二人が、家族の死に対して強烈なトラウマを持っているし、ストーリー自体はライトノベル程軽くない。
キャラの明るさと対照的に暗く重いものも。

そんな二人が「呪い」とまで言っていたある力に関しては、この話では解決しなかったので(解ける訳じゃないのか)個人的にはその点が心残り。
互いに友達がいなかった二人に、まず互いが友達になれた、そこが救いなのかもしれない。
できれば、その呪いも早く解けますように。

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2020年03月07日

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