あらすじ
それぞれの過去が明らかになり、そして物語は結末を迎える──。バブルの夜の東京で男を巡るキャットファイト、海賊の島で妻に逃げられ火を放たれた教師、山猿のように一人で育った幼なじみの少女、密輸船で渡った国で出会った初恋──。傷つき寂しく過酷な過去があっても、大切にしたい何かがあれば、現実が夢の世界に変わることもある。山の中の静かなホテルで、人々は自分を取り戻してゆく…。加筆分60ページ強を含む完結巻!
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Posted by ブクログ
一巻では感想をちょっと長めに書いてしまったので、二巻はなるべく簡潔に
サッパリとしたタッチの画によく合った、清爽感のある漫画、だと私は思う
「あぁ、こんなに綺麗な漫画を読めるなんて・・・」と、心の中のドロドロを綺麗に洗い流してくれた涙が止まらなくなって、ナツを本当に優しく(ただ、私としては優しくしてるっつーより、癒されたい、許されたい?と感じてもいる)抱きしめるヤヤのようにこの『ホテルポパン』を両巻合わせて、胸の中に抱き寄せたくなる
どのキャラも、互いに負けない重い過去を背負っていて、だけど、そんなモノに負けず、真っ直ぐ生きている・・・・・・そんな生き様が、この綺麗さを生み出しているのだろう
漫画が好きな人間にとっての「幸せ」は色々在るだろうけど、やっぱり、私にとっては、「あぁ、この漫画が読めて良かった」と余韻に浸れる漫画を読め、その魅力を噛み締めながら、こうやって感想を書き綴っている刻である
Posted by ブクログ
4コマ誌で読んでた頃、あまりにも話が飛び飛びなので、どういう話なんだかまったくつかめなかったけれど、こういう話がやりたかったのかとついに分かった。
みんながそれぞれに暗い闇の部分を抱えていても、繋がってる世界はとても暖かくて、その世界があるから暗い世界から何度でも戻ってくれると、そんな話でした。辛くて暖かくて涙が出る。
完結してよかった。
Posted by ブクログ
傷つきながらも優しく生きていく登場人物達の強さがカッコいい。2巻で終わりとは勿体無いけど、あとがきにある様に、いつかどこかで紡がれる糸を楽しみにしておこう。