【感想・ネタバレ】メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本のレビュー

あらすじ

世界のどんでん返しが始まった! 民主党大統領・上院・下院のトリプル政権誕生? 韓国の軍事力が日本の脅威に。外交・安全保障上の最重要課題は「米軍の再建」――メディアが報じるトランプ政権の報道は表層的だ。新聞・テレビ・論壇誌が扱う記事や論考は、メディアが期待する妄想がそのまま反映されている。日本の政治運動、特に保守系のグラスルーツは完全にガラパゴス化しており、世界の動きから隔絶された空間に置かれている。保守派に分類される政党が「大きな政府」の言説を平然と主張し、増税を繰り返す理由は、日本の保守派が世界の保守派のことを知らないことに起因する。ワシントンD.C.で実施される完全非公開・招待制の全米共和党保守派のミーティング「水曜会」に出席する著者が、二次情報に頼らず、「選挙」の視点から真正面から米国政治と格闘し、得た情報と認識がメディアを揺がす。日本の保守派が全く知らない世界の保守派の動きがここに。

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Posted by ブクログ

視座に富んでいて、一回では消化しきれなかった。世論調査からは見えにくい民主勝利・共和勝利の両シナリオの点検と言う意味でオススメ

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2020年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今年一月の著作で、アメリカトランプ政権の強みを知るための必要な視点を開設されている
2020年大統領選挙後の世界と日本 “トランプ or バイデン" アメリカの選択と間違えて買ったわけでない
ようやっと読んだからデス(情けなさは同じです)

およそ動画やtwitterで示された内容や主張が同じである(当然)経験を振り返り読んだわけだが、内容に祖語が無い
予測や予言と言いたくないが、著作をなぞり世界が動く
しかし次の大統領再選は厳しそうだ
トランプの強みである経済がふっとんだが、昨今の選挙戦はアイデンティティ政治に馴染んだ有権者の投票行動は「経済政策成功」した政治家だけを選ぶわけではないそうだ

奇貨とすべきか、新型コロナウィルス感染騒動で、P142にあるように「経済状況と投票行動の関係は、経済的に余程の大参事が起きない限りそのリンクが弱まっていることは確かだ」・・・のんきにme tooなどと言えない困窮状況の有権者が、経済を立て直した記憶が強い大統領を選ぶ可能性は、此の本が出された時よりも大きくなっている?

ヨソの大統領選の予想が問題ではなく、そこから生み出される我国への影響を少なくするために日本人なら何をするべきかが問われるワケです

さあ、伊勢神宮に参り祈願するぞ (´・ω・`)チガウ

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2020年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本のメディアはトランプ大統領の正しい情報を流していないとのこと。
動画をいくつか見て、この本を読んだ結果、トランプさんの再選を望みます。
アメリカは好きではないが、民主党がかったら日本は今よりやられると思う。まだまだ勉強中。

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2020年01月24日

Posted by ブクログ

毎年恒例のGWの部屋の片付けで発掘された本です。この本は令和2年1月(コロナショック前)に書かれた本なので、その内容は含まれていないものの「世界のどんでん返しが始まる2020年!」という帯に書かれたコピーに惹かれて購入しました。読み終わったは、まだ中国での感染の情報も入っていない頃です。

メディアが知らない、というタイトルなので、この本には筆者が独自で得た情報が入っているのかもしれませんが、果たして書いてある通りのことが起きるかどうか不明ですが、コロナショックで、日本での緊急事態宣言も1ヶ月以上延長されることが昨日決まりました。恐らく6月末までこのような状態でしょう、私も含め庶民はもう元どおりに戻らない事を薄々感じながら、変わらざるを得ない事を自覚していく事になるでしょう。

特筆すべき点として、米国大統領選挙は、トランプ大統領にとっては前回と状況が変わっていることが説明されていて、筆者は必ずしも再選は楽観的ではないとしています。また彼の所属している共和党には大きく2つの派閥があって、片方(保守派)から前回は協力を得ていたようですね。

今年のGWは恒例に行っていた、テニスやドライブなどの小旅行ができません、そして天候だけは素晴らしい日が続きそうです、家にこもって(Stay Home)溜まった本のレビューを書きながら変わりゆく世界に対して、自分はどう変わるべきかを考える良い機会にしたいと思いました。

以下は気になったポイントです。

・米国共和党の中には、主流派と保守派がある、主流派は中道的なイデオロギーが強く、民主党とも妥協の余地を持っているが、保守派はその存在着を米国建国理念に依拠する政治団体であり、民主党のリベラルな政策とは全て反対する政治姿勢を持っている、トランプ政権は保守派が樹立したレーガン政権以来の本格的な保守派政権である、トランプが正式指名を受けても主流派とは対立した(p22)

・共和党保守派は、大統領選挙を前にして民主党・共和党主流派という敵の敵であるトランプを利用する政治的な賭けにでてトランプの政策、運動力、資金の全てを提供した(p23)

・トランプ政権は同大統領令により2017年末までに規制1本につき不要規則22本を廃止するという快挙を成し遂げ、保守派の基盤となる中小企業からの支持は極めて厚い(p28)

・トランプ大統領は、政治的新興勢力であるナショナリストの支持層を取り込むことになった、このことは日本ではほとんど認識されてい無い変化である。これにより共和党の大スポンサーであったコーク兄弟を敵に回した(p32)

・大統領選の勝敗を分けるポイントは、⒈)ラストベルト、サンベルトの勝敗、2)民主党の対抗馬、3)共和党の勝利に向けた作戦の遂行度合い(p56)

・2016年のラストベルトにおいてトランプが勝利した最大の理由は、ヒラリーがあまりにも人気がなかったことに尽きる。嫌味なセレブリティ臭は、有色人種票の棄権、白人非大卒有権者の投票率の上昇を促し、第三極への票の流出となった(p60)

・トランプ政権は同盟国に防衛費負担を理不尽に要求しているというよりは、それだけ米軍が危機的状況におかれているから(p94)

・宗教弾圧が最も過酷な国は、共産主義国と一神教色の強い国である(p100)

2020年5月1日作成 

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2020年05月01日

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