【感想・ネタバレ】新日本人道 この世界の荒波を私たちはどう生きるか――ロシア滞在28年で考えた日本復活への7つの指針のレビュー

あらすじ

この本は、「日本の復活を願う人」のために書かれました。日本の復活を願いながらも、「自分は何をしたらいいか分からない人」のために。

この本には、「日本の復活を願う人」への「指針」が記されています。
指針には、二つの種類があります。

一つ目は、「主権者」としての指針です。
私たちは日本国の主権者なので、日本を繁栄させるリーダーを選ばなければならない。
そのための考え方を記しています。

二つ目は、「個人」としての指針です。
私たちが、健康で幸せで豊かに生きることが、「日本復活」の第一歩になります。
結局、日本国は、多くの個人が集まって創られているのですから。

私は、なぜこの本を書くことにしたのでしょうか?
2018年11月、私は28年住んだモスクワから日本に引き上げてきました。
アッという間に1年が過ぎ、私は久しぶりの祖国で幸せに暮らしています。
日本は、安全で、清潔で、自然が美しい。
近所の人、仕事でかかわる人、幼稚園のスタッフ、
学校の先生、買い物に行って出会う人たち、
すべての人たちが誠実で親切です。

しかし、数字を見ると、日本の違う姿も見えてきました。
一番わかりやすいのは、国民の豊かさを示すといわれる「一人当たりGDP」でしょう。
2000年時点で世界2位でしたが、2018年には、なんと26位まで下がっている。
「世の中、金がすべてじゃないでしょう。幸せならいいのでは?」
ところが、日本人は、「幸せ」でもないみたいなのです。……


日本の新時代をひらく7つの指針
第1の掟 「和の世界」を創れ
第2の掟 知性によって日本を自立国家へと導け
第3の掟 「理想を目指す」現実主義者であれ
第4の掟 日本の「真の国益」は何かを常に考え行動せよ
第5の掟 常に「大戦略」の視点から物事を見よ
第6の掟 日本を愛し、他国・他民族への尊敬の念を忘れるな
第7の掟 言葉と行動によって日本の名声を高めよ

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幸せになるために

一部ご紹介します。
・お互いWIN/WINになるように心がける。
・個人の「自立の条件」は、「自分で生活費を稼げるようになること」だ。
・伊勢雅臣の「国際派日本人養成講座」で尊いセルフイメージを持つ。
・国産と外国産の食べ物があったら、できるだけ国産を選ぶべし。主食はご飯(米)で決まりだ。

・いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩進む。その一歩一歩もまた目標であり、一歩そのものが価値あるものでなければならない。
・腕力も金の力もそれ自体は単なる道具。使い方次第で、他人を喜ばせたり、困っている人を助けることもできる。だから、金を稼いで、良いことに使うよう心がける。
・言動の結果について考える習慣を持つことで、長期的な視点で考え、外国のリアクションを想像することができる。
・「真の国益(金儲けと安全の確保)」を実現するために、政府の出す政策一つひとつ、「これは日本の真の国益に合致しているか」考える。考えたら、首相官邸にメールを送る。これも「国民の政治参加」の一つ。(ワンクリックで送信できるサイトもある。余命三年時事日記ミラーサイトのように。)
・敵を作らないよう、気を付ける。それには「人の悪口を言わない」「手柄を自分一人で独占しないこと」を心がけることが大きい。
・最重要目標達成に必要な能力に磨きをかけ、役立つ仲間を作る。
・一方的で画一的、そして感情的で侮蔑的な発言をしないこと。否定的なレッテル貼りをしないこと。日本の評判と名声を落とす口実を作らせないためにも。
・外国の行為を具体的に批判すること。具体的行為から導き出される予想を述べること。日本の立場を主張し、国益を実現させるためにも。
・外国について「あなたの国が好きだ」ということで、相手が日本好きになる効果が期待できる。
・あなたの目の前に現れた外国人にとって、あなたは「タダのあなた」ではない。あなたは「私は日本人です!」という「巨大な看板」を背負っている。だからこそ、親切にすれば「日本人は素晴らしい」と思ってもらえる。逆に意地悪や嫌がらせをすれば、日本の名声を落とすことになる。
・私たちは世界と繋がっている。世界から愛される日本を創るのは、私たち自身なのだ。私たち一人ひとりが健康で幸せで豊かな人生を築くことが、日本の繁栄に貢献することになるのである。

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2022年09月30日

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